妊婦の食事レシピ&メニュー紹介!妊娠中のオススメ献立11選!

【医師監修】妊娠中に何を食べるのかは大切なことです。様々な合併症(妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など)を防止するために食事制限に厳しい病院も多いでしょう。妊婦にはどんな食生活が適しているのでしょうか。ここでは妊婦にオススメの食事レシピ&メニュー11選を紹介します。お医者さんの意見も交えながらご紹介します!

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊婦は食事に気をつけよう
  2. 妊婦の食事にはバランスガイドをチェック
  3. 食事で積極的に摂りたい、妊婦に必要な栄養素とは?
  4. 妊婦にオススメの簡単お食事レシピ!
  5. 妊婦の食事量はどのくらい?
  6. 妊婦が食べてはいけない食事とは?
  7. 妊婦の食事における注意点
  8. バランスのとれた食事で健康的な妊娠生活を

11. 妊婦にうれしい塩分控えめ「調味料不使用の炊き込みご飯」

材料
米(今回新米)3合
舞茸200グラム
塩昆布20グラム

1. 天然舞茸。ボールに水をはり、手でほぐしながらゴミ等を奇麗にとります。
この時点で、炊き込むサイズにしてしまいましょう。
2. やや少なめに水加減した米の上に舞茸、塩昆布を乗せ炊飯します。
混ぜないで下さい。米が水に浸かっていないと上手く炊けません
塩昆布でない場合は、塩小さじ1.5、酒小さじ2を入れ炊飯。

食事制限をしている妊婦さんの中で塩分が多いメニューが禁止の方もいることでしょう。このメニューなら調味料も使用せず、塩分控えめなので、献立の一品にぜひくわえてみましょう。

(妊娠糖尿病を予防するレシピもあります。以下の記事も参考にしてみてください)

【レシピ紹介】妊娠糖尿病の予防となる食事となりやすい食べ物など

妊婦の食事量はどのくらい?

妊婦さんが食べ過ぎてしまうと一体どんなデメリットがあるのでしょうか。食べ過ぎてしまうと肥満になり、次のようなリスクが高まります。

●赤ちゃんの成長阻害
●妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
●妊娠糖尿病
●難産

肥満になると以上の症状が出る危険性が高まります。それでは、妊婦さんが理想の体重を目指すにはどれくらい食事を制限すればよいでしょうか。

妊婦の最終的な体重の増加量はBMIを目安に

妊婦になるとどれくらい食事を制限すれば良いのでしょうか?それは、年齢と普段どのくらい動くか、また妊娠の進み具合によって異なります。普段よく動く妊婦さんはもちろん、年齢が上がるにつれ、妊娠後期に向かって、とるべきカロリー量は増加します。全期間を通して妊婦さんがどれくらいの体重増加が可能なのかは、妊娠前のBMI値を参考にしましょう。

BMIは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出します。例えば、身長160cm、体重(妊娠前)50kgの人のBMIは、50÷1.60÷1.60と計算し、19.53となります。

カズヤ先生

産婦人科

BMI標準体重に準じた体重増加を心がけましょう。

(妊娠後期の食事については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠後期の食事!おすすめのメニューやレシピ!量など注意すべき点は? | AKANBO[あかんぼ]

妊婦が食べてはいけない食事とは?

バランスガイドを見ながら、食事制限をしつつ、栄養素を考え、毎日献立を考えるのは大変ですね。しかし、さらに妊婦には禁止されている食材があります。どんな食材がお母さんに禁止されているのか、詳しく見ていきましょう。

生の食材は禁止

妊婦さんは、生の食材は避けましょう。寄生虫や菌がまだ残っている可能性があるためです。妊娠中は免疫力が普段より強くありません。加熱すれば大丈夫ですので、よく火を通した食べ物を選びましょう。

特に、非加熱チーズに気がつかない方は多いです。プロセスチーズは加熱処理してあるので安全ですが、ナチュラルチーズは非加熱なため、おすすめできません。生野菜については、日本ではよく洗えば大丈夫といわれています。