つわりでも食べられるものは?つらい期間を乗り越える食べ物20選!

【医師監修】妊娠初期のつわりは、吐き気やにおいなどであまり食べられなくなります。そんなつらい時期でも食べられるもの20選、逆に控えた方がいいもの5選をドクターの助言や先輩ママの体験談を交えて紹介します。妊婦さんはぜひ参考にして、つらい期間を乗り越えましょう。

Contents
目次
  1. 妊娠中、つわりで食べられるものがない…
  2. 妊娠中に見られるつわりの症状は?
  3. つわりでも食べられるもの20選!
  4. つわりの時に控えた方がいいもの5選
  5. つわりの時は、食べられるものを食べよう!

妊娠中、つわりで食べられるものがない…

つわりは妊娠初期といわれる妊娠5週から妊娠15週頃の妊婦さんの半数以上が経験する症状で、胸と胃のむかつきや嘔吐(おうと)で食欲がなくなります(※1)。おなかの赤ちゃんのために栄養をつけたいのに「食べられるものがない」と悩む時期でもあります。出産までつわりがある妊婦さんもいますが、妊娠中期になる頃には症状が軽くなり食欲も出てくるでしょう。

ここでは、つらいつわりの期間を乗り越えるためのおすすめの食べ物を紹介していきます。

(つわりが辛(つら)いことについては以下の記事も参考にしてください)

つわりが辛い!助けて!出産より辛い?つわりの体験談と対処法10選

妊娠中に見られるつわりの症状は?

つわりにはいろんな症状があり個人差も大きいです。ママにとっても一人目と二人目の赤ちゃんでは全然違う症状だったり、つわりの辛さも違ったということがあるでしょう。食べ物の紹介の前につわりの症状について紹介します。つわり対策の参考にしてください。

(つわりには波があるについては以下の記事も参考にしてください)

つわりには波がある?時間帯・妊娠時期による変化を先輩ママの体験談をもとに解説

吐きつわり

吐きつわりは妊娠初期のつわりの代表的な症状で、胃や胸がムカムカして吐き気があり嘔吐します。吐きつわりがあって妊娠が発覚したという妊婦さんも多いでしょう。一日に何度も嘔吐があると妊娠悪阻(にんしんおそ)の可能性があり、入院治療が必要になってきます(※2)。

食べつわり

食べつわりは空腹時に胃のむかつきや吐き気を感じる症状です。空腹にならないように、いつも何かを食べている状態になります。体重増加は妊娠中毒症の原因になるので、食べられるものを少量ずつ数回に分けて食べるように心掛けましょう。

においつわり

においつわりはにおいに敏感になり、においだけで吐き気や嘔吐をします。悪臭だけでなく、香水のにおいで気持ち悪くなったり、ご飯の炊けるにおいで白米が食べられなくなったりする妊婦さんは多いです。つわりの時期は嫌なにおいを避けるようにしましょう。

増田陽子

内科医

においつわりは実際に妊娠してみないと何の匂いが駄目になるか分かりません。

よだれつわり

よだれつわりは唾液が大量に分泌される症状で「唾液過多症」と呼ばれています。大量の唾液で口の中が不快になり、気持ち悪くなります。こまめに唾液を吐き出したり、飴(あめ)やガムで口内の不快感を紛らわすようにしましょう。

眠りつわり

眠りつわりは異常な眠気に襲われる症状です。妊娠初期に異常な眠気を感じ、体がだるくて仕事や家事をやる気がしなかったといという妊婦さんは少なくありません。はっきりとした原因はわかりません。プロゲステロンという出産時に産道を柔らかくする役目の黄体ホルモンの影響だといわれています。

増田陽子

内科医

眠りつわりは周囲の協力が意外と得られにくい症状です。ですが無理な車の運転や運動、活動などはつわりが収まるまで危険です。控えるようにしましょう。