妊娠初期に空腹感が続く原因は?気持ち悪い時の対策法・注意点を紹介!

【医師監修】妊娠初期に、空腹が続いてつらいということはありませんか?妊娠初期の空腹の原因、空腹にともなって起こる吐き気・胃痛などの対策法や、注意しなくてはいけない点について紹介します。また、妊娠初期の空腹を乗り越えた先輩ママの体験談も紹介するので参考にしてみてください。

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Contents
目次
  1. 妊娠初期の空腹がつらい…
  2. 妊娠初期の空腹の原因は?
  3. 妊娠初期の空腹に耐えられない時の対策法
  4. 妊娠初期の空腹時の注意点
  5. 妊娠初期の空腹…どう乗り越えた?〜先輩ママの体験談〜
  6. 妊娠初期の空腹…気楽に考えて
妊娠初期のイライラの原因は?いつまで続くの?ストレス解消法は?

妊娠初期の空腹に耐えられない時の対策法

空腹が続くとつらいですよね。そんな空腹に耐えられないときの対策をいくつか紹介します。自分に合ったものを試してみましょう。

空腹に耐えるための対処法【食事を小分けにする】

一日にとる食事の回数を増やし、一度に食べる食事の量を少なくしましょう。なるべく小分けにして食事の回数を増やしたほうがお腹はすきにくくなります。食事と食事の間が空くほど、空腹は感じやすいのです。

一日に三食が一般的ですが、倍以上の回数に増やすのも効果的です。時間に余裕があれば、もっと回数を増やしてもいいでしょう。食べる量を変えずにすむという点では、行いやすい対処法です。一方で、仕事をしている場合は食事の回数を増やすことが難しいこともあります。自分にできる範囲で試してみましょう。

主婦

20代前半

一日に十食くらい食べてました。空腹になるたびに食事をとると、確実に体重が増える。体重が増えるのが怖くて、食べる量を変えたくなくて、でもあまりにも空腹が続くと気持ち悪いので、食事の回数を十回に増やしました。かなり効果がありました。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠中における分割食は非常に良い食事の摂取方法です。 空腹に対応するだけでなく、つわりの症状を和らげる効果もあります。 また、妊娠中はインスリンという血中から糖分を細胞内に取り込むホルモンに対する抵抗性が高まるので 高血糖になりやすく、分割食を行うことで急激な血糖上昇を抑制します。

空腹に耐えるための対処法【低カロリーの物を食べる】

空腹に耐えるための対処法として、低カロリーの物を選んで食べるのも効果的です。空腹による食べ過ぎが気になる理由は、やはり体重増加でしょう。体重増加を抑えながらも食べる量を増やしたい場合には、低カロリーのものを選びましょう。

低カロリーの物を選ぶことは、体重増加を抑えるだけではなく、空腹と食べ過ぎに悩むママの罪悪感も抑えてくれます。空腹状態はつらいですが、体調管理をしながら制限をして食べるのもストレスが溜まりますよね。少しでも心を軽くするために、低カロリーの物を選びましょう。

看護師

20代後半

妊娠初期はずっとお腹が空いている状態でした。とにかく食べても大丈夫なものを考えて、寒天を食べてお腹を膨らませていました。カロリーが高いものはやはり抵抗があって、気にしすぎてストレスになってしまう気がしたので。

空腹に耐えるための対処法【時間をかけて食べる】

空腹を抑えて満腹感を味わうための対処法は、時間をかけて食べられるものを選ぶことです。噛み応えのあるものや飴など、時間をかけて食べられるものを選びましょう。時間をかけることで満足感が得られますし、自然と食べる量も減ります。

また、食べるときはよく噛んで食べましょう。よく噛んで唾液の分泌量が増えると、満腹中枢が刺激されます(※3)。妊娠初期に空腹を感じやすいママは「満腹感を感じない」という人が多く、そんなママにおすすめの対処法ですよ。

女性

30代後半

お腹をいっぱいにしたいわけじゃなくて、とにかく空腹の時間が辛かった。私は、少しでもお腹に物が入っていれば吐き気は平気でした。ただ空腹になりやすいし、空腹になると気持ち悪いから、口の中に物をいつでも入れておける状態にしたよ。

空腹に耐えるための対処法【不足しがちな栄養を摂取する】

空腹を抑えるためには、不足しがちな栄養を摂取することを心がけましょう。何かしらの栄養素が不足していると、空腹をより感じやすくなります。空腹を感じること自体がつらいというママは、原因そのものをおさえることができる可能性がありますよ。

また、妊娠中に葉酸などの栄養素を摂取することは大切です。空腹時に摂取することで栄養不足を解消できます。必要な栄養素を取り入れていると考えれば、食べ過ぎによる罪悪感も薄らぐでしょう。不足しがちな栄養素が含まれる食材を用意しておくといいですね。

(妊娠初期の過ごし方については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠初期の過ごし方とは?食生活やつわり、流産など9つの注意点!

空腹に耐えるための対処法【一口でカロリー摂取】

血糖値が下がって空腹になっている時には、一口でカロリーを摂取できるものを選ぶといいでしょう。空腹状態が続いていると、食べ過ぎて体重増加になることを避けるためにもカロリーの低い食べ物を選びますよね。しかし、血糖値が下がっている状態であれば、カロリーの高いものを少量食べるのも効果的です。

一口サイズのチョコレートだけでも空腹がおさまることがあるので、試してみてください。少量なので体重増加を気にせずに食べることができますよ。

カズヤ先生

産婦人科医

一口でカロリーをこまめに取るのも、いわゆる分割食と同じ理屈で有効と考えられます。 一度に大量のカロリー摂取をせずに済むので、過度な体重増加を抑制し、妊娠高血圧の予防としても効果はあるでしょう。