胎動を感じる位置はどこ?下腹部だと逆子?妊娠時期別の感じ方・対処法も!
【医師監修】胎動を感じ始める時期や、〈妊娠初期〉〈妊娠中期〉〈妊娠後期〉別の位置・感じ方を紹介します。おなかの赤ちゃんの位置や胎動を感じることはママの励みにもなりますね。また、逆子の可能性や、胎動が激しい・少ない時の対処法も紹介します。
胎動の種類
出産を控えたママにとって、赤ちゃんの胎動を感じられることはとても励みになりますよね。また、妊娠後期になりママ以外の人が胎動を感じ取れるというのも素敵なことですね。実は、胎動には種類があることを知っていますか?赤ちゃんの胎動の種類や感覚を知ることで、より赤ちゃんを身近に感じることができるでしょう。
ぐるぐる回っている
赤ちゃんの胎動の種類には、お腹の中をぐるぐると旋回するような動きがあります。この胎動は、妊娠中期によくみられる種類の動きです。お腹の中がぐるぐると回るような感じがしたら、それは赤ちゃんがお腹の中を回転しているのでしょう。
妊娠後期になると赤ちゃんは大きく成長してくるため、次第に回転する場所がなくなってきてしまいます。そのため、ぐるぐる回るような胎動を感じられるのは妊娠中期頃までとなります。胎動を感じにくい場合は、リラックスした状態でお腹に手を当てて集中してみてくださいね。
手や足の曲げ伸ばし
続いての胎動の種類は、赤ちゃんが手足を曲げ伸ばしするというものです。お腹の中で赤ちゃんが手足を曲げたり伸ばしたりしていると思うと、とてもかわいいですよね。妊娠への不安や困難を乗り越えて頑張ろうという気持ちにさせてくれるのではないでしょうか。
人によっては赤ちゃんの場所や胎動を感じる位置によって、痛みや不快感となって感じる人もいます。痛みが酷かったりどうしても心配な時は医師に相談してみるのもおすすめです。
しゃっくり
赤ちゃんの胎動の種類には、実はしゃっくりも含まれています。まだ、小さな赤ちゃんですがしゃっくりをすることもあります。規則的なリズムでぴくぴくと痙攣のような動きを感じたら、それは赤ちゃんがしゃっくりをした時の胎動です。胎動を感じる場所によっては、自分の腸が痙攣しているのかと不安になることもあるでしょう。
赤ちゃんのしゃっくりによる胎動の場合は、規則的なリズムで続くという特徴があります。ぜひ、お腹に手を当ててゆっくりと感じ取ってみてくださいね。
赤ちゃんのしゃっくりが長すぎると心配になってしまうこともあるでしょう。一般的にしゃっくりをするのは生まれてからしっかりと肺で呼吸をするための練習だと言われています。心配する必要はありません。
(赤ちゃんのしゃっくりについては以下の記事も参考にしてみてください)
おしっこをしている
胎動の種類の中には、赤ちゃんがおしっこをする時に感じられるものもあります。経験した人でなければ、この種類の胎動はなかなかイメージができない人も多いでしょう。赤ちゃんがおしっこをする時の胎動は、ブルブルと小刻みに震えるような感覚だと言われています。
ちなみに「お腹の中でおしっこして大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、胎児が飲んでいるのはママの羊水です(※2)。したがって、赤ちゃんがおしっことして排出するのも羊水です。胎児の健康には問題ありませんので安心して大丈夫ですよ。産まれる前から胎動によって赤ちゃんの動きが分かるのは素敵なことですよね。
パンチやキック
胎動の種類にはパンチやキックもあります。最初に紹介した胎動の種類に「手足の曲げ伸ばし」がありましたね。お腹の赤ちゃんが大きくなるにつれて「手足の曲げ伸ばし」から「パンチやキック」へと変化していくのです。こういった変化を感じられるのも、ママにとっては励みになりますよね。
パンチやキックはある程度赤ちゃんが成長しないと感じられない胎動の一つです。しっかりと胎動を感じられるため、ママ以外の人でもお腹に手を当てれば胎動を感じることができます。赤ちゃんがキックしたりパンチする場所や位置によっては、ママが痛みを感じることもあります。
また、赤ちゃんが下腹部でパンチやキックをすることによって膀胱を刺激され尿漏れや頻尿になることもあります。下腹部がやけに痛い・膀胱に不快感を感じるなどの症状がある人は、一度医師に相談してみるようにしましょう。
胎動を同じ位置からだけ感じる原因は?
赤ちゃんの胎動というのは、日々場所が変わるのが一般的です。特に妊娠中期は、赤ちゃんがまだ小さくお腹のなかでぐるぐると旋回しています。したがって、手足の曲げ伸ばしなどをしても毎回胎動を感じる位置や場所が変わってきます。しかし、中にはずっと同じ位置や場所から胎動を感じるという人もいます。
同じ位置や場所だけから胎動を感じる原因とはいったいどんなものがあるのでしょうか。詳しく紹介します。
逆子である
胎動を同じ場所や位置から感じる場合は、赤ちゃんが逆子である可能性があります。本来は赤ちゃんの頭が下・足が上になり、ママから見て逆さの状態でお腹の中にいます。しかし、逆子はその逆になるので、頭が上で足が下となります。
逆子である場合の胎動の感じ方として、お腹を蹴った時の痛みや感じ方が下腹部に出ることが多いようです。赤ちゃんの胎動を感じた時に下腹部に不快感や痛みを感じる場合は逆子である可能性が高いということを覚えておきましょう。逆子というと心配になるママやパパが多くいますが、逆子で産まれる子は珍しくありません。
また、最初は逆子だったとしても妊娠後期までに元の位置や場所に戻る可能性もありますので、慌てることはありません。医師に相談の上、赤ちゃんの胎動を落ち着いて見守ってあげましょう。
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