赤ちゃん・新生児は犬と一緒に暮らせる?アレルギーの影響など注意点を紹介!

【医師監修】「赤ちゃんと犬は一緒に暮らせるの?」と気になっているママはいませんか?この記事では赤ちゃんと犬が一緒に暮らす際の注意点や、赤ちゃんへの影響などについて解説しています。また、一緒に暮らす上でのコツや、赤ちゃんとの同居に向いている犬種も紹介しますよ。

Contents
目次
  1. 赤ちゃん・新生児が犬と一緒に暮らせる前提条件は?
  2. 赤ちゃんが犬と一緒に暮らせるのはいつから?
  3. 犬と一緒に暮らすと赤ちゃんに良い影響がある?
  4. アレルギーの影響など赤ちゃんと犬が同居する際の注意点
  5. 赤ちゃんと犬が一緒に暮らす上でのコツは?
  6. 赤ちゃんと同居するのに向いている犬種を紹介!
  7. 赤ちゃんと犬と一緒に楽しい生活を送ろう!

赤ちゃん・新生児が犬と一緒に暮らせる前提条件は?

ペットとして大人気の犬ですが、赤ちゃんや新生児が犬と暮らすためには満たしておくべき前提条件があることを知っていますか?まずは、こちらでその前提条件について説明します。

赤ちゃんと犬が楽しく快適な生活を送れるよう、犬を飼い始めたらまず前提条件を満たしていくことから始めてみましょう。そして現在犬を飼っているママは、きちんと前提条件を満たしているか確認してみてくださいね。

飼い主が犬から信頼されている

飼い主であるママや家族が犬から信頼されていることは、赤ちゃん・新生児が犬と暮らすための大きな前提条件です。ペットの犬であっても、その本能から家族、つまり自分の群れにおける序列を意識して生きています。飼い主が犬から信頼されていなければ、赤ちゃんを守るためのしつけをすることができません。

まずはママや家族が飼い主として信頼され、赤ちゃんを傷つけないよう犬をしつけられる状態になっておくことが大切です。

犬の健康管理ができている

犬の健康管理ができていることも、赤ちゃんと犬が同居できる前提条件になります。赤ちゃんや新生児は抵抗力が低く、不健康・不衛生な状態の犬と同居すると体調を崩しかねません。赤ちゃんを犬アレルギーや危険な感染症から守るために、犬の健康管理にはしっかりと気を配っておきましょう。

犬を飼い始めたら、動物病院で健康状態を確認してもらうと良いですね。その際に、予防接種などについての質問や相談をしておくと安心です。

衛生面でのしつけができている

赤ちゃん・新生児が犬と暮らせる前提条件としては、衛生面でのしつけができていることも挙げられます。赤ちゃんと生活する部屋を清潔に保つために、まずトイレトレーニングをきっちりとすませておきましょう。また、感染症予防として犬が人を舐めないようしつけておく必要があります。

そして、赤ちゃんが自由に動けるようになると、赤ちゃんのほうから犬に触れようとする可能性も高まるでしょう。犬をしつけたことで安心しきらず、衛生面の環境を整える意識を常に持っておいてくださいね。

赤ちゃんが犬と一緒に暮らせるのはいつから?

犬を飼っている、もしくは飼う予定があるママは「赤ちゃんはいつからなら犬と一緒に暮らせるの?」といった疑問を抱えているのではないでしょうか?赤ちゃんがいつから犬と同居できるかについては、明確な決まりがあるわけではありません。先ほど説明した前提条件をきちんと満たしていれば、同居すること自体はいつからでも問題はないと言えるでしょう。

ただ「退院したての新生児のうちから、犬と同じ部屋でいきなり生活させるのは不安」と感じるママもいますよね。ママや犬の精神的な負担のことも考えて、退院後しばらくは赤ちゃんと犬は別の部屋で過ごすかたちをとると良いでしょう。

犬と一緒に暮らすと赤ちゃんに良い影響がある?

犬と暮らしていることで、赤ちゃんはどういった影響を受けるのでしょうか?実は、赤ちゃんが犬と一緒に暮らすと、健康面や精神面などにおいて良い影響を受けると考えられています。ママにとって、赤ちゃんが犬から良い影響を受けられるのはとても嬉しいものですよね。ここでは、ペットの犬と暮らすことによる赤ちゃんへの良い影響についてご説明します。

赤ちゃんの免疫力が上がる

赤ちゃんがペットの犬から受ける良い影響としてまず挙げられるのは、赤ちゃんのアレルギーなどに対する免疫力が上がることです。

犬とかかわりながら自然と菌に触れている生後1年以内の赤ちゃんは、免疫力が高まりやすいと言えるでしょう。家で犬を飼育している場合、犬を飼っていない子どもにくらべて風邪を引きにくいという結果が得られた研究があります(※1)。

その一方、犬が持っている菌のなかには感染症を引き起こす危険なものがあることも事実です(※2)。アレルギー予防や免疫力を高めるための犬とのかかわりは大切ですが、危険な菌から赤ちゃんを守る意識も忘れないようにしておきましょう。

(赤ちゃんのアレルギー予防については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの動物園デビューはいつ?注意点は?アレルギー予防になる?

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