赤ちゃんの声が枯れる・かすれる原因は？風邪の症状？治し方・予防策を紹介！

喉の火傷によって声が枯れるのを防ぐためにもミルクの温度調節は大切です。冷たすぎても赤ちゃんは飲んでくれないので、温度調節はなかなか難しいものです。自分の手や腕にミルクを出して、熱くない程度まで冷めたらあげるようにしましょう。ぬるいと思っても赤ちゃんが拒まず飲んでいるなら適温ということなので、問題ありません。

部屋を清潔に保つことも赤ちゃんの声枯れを防ぐ対処法です。毎日の掃除はもちろんですが、窓を開けて換気して空気を入替えたり、赤ちゃん用の寝具を天日干しして常に綺麗な状態にしておきましょう。掃除機を掛けるだけでなく、ホコリが溜まった棚などもしっかりチェックして掃除しましょう。

また梅雨の季節はカビにも注意が必要なので、除湿をしてカビの増殖を防ぐことも大切です。

ただ声が枯れているだけならしばらく様子を見ても良いですが、他の症状が見られる場合は病院を受診してみましょう。鼻水や咳を伴っているなら風邪の心配もあり、アレルギー症状の場合も考えられます。上で紹介した対処法を試してもなかなか改善されないときは、病院で正しい治し方を教えてもらう方が回復も早いです。

赤ちゃんの声が枯れるときやかすれても、ほとんどの場合がしばらくすると自然治癒していきます。しかし風邪などの病気の可能性も考えられ、自然にはなかなか治らない場合もあります。どこまでの症状で病院を受診したらよいのか悩む方も多いので、ここでは病院に行く目安を紹介していきます。

以下の症状があり、なかなか赤ちゃんの声枯れが改善されない場合は、専門医に診てもらうことをおすすめします。

声が枯れる他にも38度以上と高熱がある場合は、風邪など何か他の病気にかかっている心配があるので、病院を受診し治療することをおすすめします。高熱は赤ちゃんの体力を奪い、泣き声の枯れや声枯れの症状を悪化する恐れもあるので、早めに行動しましょう。

風邪の病気によって鼻が詰まり息をするのが苦しそうな場合も、病院を受診する目安だと言えます。鼻が詰まると口で呼吸するため、常に口が空いた状態となり乾燥しやすくなります。そのため喉を傷めて枯れる原因となり、鼻づまりが改善されないと喉をさらに酷使することになってしまうでしょう。

また喉の炎症を引き起こしてしまうことにもなるので、鼻づまりがひどい場合は病院で鼻水を吸引してもらうなど治療をしましょう。

赤ちゃんの声が枯れている他にも、激しく咳きこんでいる場合も病院を受診する目安です。激しく咳きこむのが続く場合は、喘息を発症している恐れもあるので病院でくわしく診てもらうことをおすすめします。

赤ちゃんの声が枯れる状態が3日以上続くなら、病院を受診する目安であると言えます。喉の枯れは自然と治るものですが、3日以上も声が枯れた状態だと赤ちゃんの喉にもかなりの負担がかかってしまいます。症状の悪化を予防するためにも、病院で診てもらい治療しましょう。

病院で処方してもらっても、声の枯れがすぐに治るわけではないので、長引かせないように気を付けながら症状が和らぐまで慌てず待ちましょう。

赤ちゃんが声を枯らしながら長時間泣き止まない場合も要注意です。長時間声を出しすぎて泣き続けると声帯にかなりの負担がかかり、小児声帯結節（しょうにせいたいけっせつ）という病気を引き起こしてしまう原因にもなります（※1）。

痛みや熱が出るといった症状がなく、声帯に小さなポリープができるだけです。喉を酷使しなければ自然と治っていきますが、赤ちゃんだと頻繁に泣いてしまうのでそうもいきません。治りも悪くなるので、あまりにも長時間にわたって声が枯れたまま泣き止まない場合は、病院で正しい治療法を教えてもらいましょう。