赤ちゃんは水道水をいつから飲める?安全性は?飲ませるコツ・注意点も紹介!

【医師監修】大人は気にせず飲む水道水ですが、赤ちゃんに水道水を飲ませても良いのでしょうか。水道水の安全性をはじめ、水道水に含まれているものや、赤ちゃんがそのままの水道水を飲んでもいい時期を紹介します。また湯冷ましの作り方など、赤ちゃんに水道水を飲ませる際のコツ・注意点や、先輩ママの体験談も紹介します。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんに水道水を飲ませても大丈夫?安全なの?
  2. 赤ちゃんはいつから水道水をそのまま飲めるの?
  3. 湯冷ましの作り方など、水道水を飲ませる際のコツ・注意点
  4. 赤ちゃんにいつから水道水を飲ませた?【ママの体験談】
  5. 赤ちゃんが飲める、水道水以外の水は?
  6. 赤ちゃんがそのままの水道水を飲んでいいのは生後6ヶ月から

赤ちゃんに水道水を飲ませるのに湯冷ましを作ったり、そのつど煮沸するのは大変です。では赤ちゃんの水分補給として水道水以外の水を飲ませることはできるのでしょうか。ミネラルウォーター、ウォーターサーバー、浄水器の3つを紹介します。

(赤ちゃんの水分補給については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの飲み物はミルク・母乳以外でもOK?いつから?水分補給について詳しく解説!

ミネラルウォーター

ミネラルウォーターはその名の通りミネラル成分が含まれていますので、大人が飲む分にはまったく問題ありません。では、赤ちゃんにミネラルウォーターをあげても良いのでしょうか。

赤ちゃんにミネラルウォーターをあげるのは極力控えた方が良いでしょう。ミネラルウォーターに含まれているミネラルの成分が赤ちゃんの胃や腸、腎臓では分解しきれず、下痢になる場合があります。そのため、そのまま飲ませることだけでなく、ミルクを作る時に使うのもやめたほうが良いでしょう。

ただし、ミネラルウォーターには軟水と硬水があります。硬水にはミネラルの成分が多く含まれているのでミルクを作るのには向いていませんが、軟水にはミネラルの成分が少ないのでミルクを作る時に使用することもできます。

赤ちゃんのミルクにも必要なミネラル成分が含まれているので、ミネラルウォーターをミルク作りに使用する時には、ミネラルの成分がどのくらい含まれているのかしっかりと確認するようにしましょう。

渡邉恵里

小児科医

外出時の水分補給だけでなく、ミルクを作る際にもミネラルウォーターは便利です。軟水か硬水か注意をするようにし、うまく利用できるといいですね。

ウォーターサーバー

次にウォーターサーバーの水ですが、これは赤ちゃんにも飲ませて大丈夫なものでしょうか?ウォーターサーバーは定期的に自宅まで水を届けてもらうことができ、新鮮できれいな水をいつでも飲むことができるとても便利なものです。

ウォーターサーバーもミネラルウォーターと同じで、水の種類が軟水であるかどうかということを確認してから使うようにしましょう。軟水か硬水かわからないという人は契約しているウォーターサーバーの会社へ確認しましょう。

ウォーターサーバーは冷たい水もでますし、お湯もでます。ミルクを作る時にはウォーターサーバーが1台あれば便利です。お湯が出るのでわざわざ煮沸をする手間もなくなりますし、急いでいる時にもとても助かりますね。

浄水器

最後に浄水器です。浄水器はミネラルウォーターやウォーターサーバーのように費用はあまりかさみません。浄水器はフィルターなどで水をろ過してくれるので、水道水を消毒する時に発生する塩素やトリハロメタンなどの成分を極限にまでろ過することができます。蛇口に取り付けるタイプの浄水器であればいつでもろ過された水を使うことができます。

浄水器の場合の注意点としては、カートリッジの定期的な交換をするなど正しく使用することです。このような設備の維持のために少し費用がかかることについては少し面倒だと感じる人もいるかもしれませんね。

水道水がろ過されるので塩素などの薬品を極限にろ過することができますが、念のため新生児に与えるときは煮沸をすると安心です。離乳食が始まるようになってからであればそのまま浄水器からの水を飲ませてもよいかもしれませんが、赤ちゃんの様子を確認しながらにしましょう。

赤ちゃんがそのままの水道水を飲んでいいのは生後6ヶ月から

赤ちゃんの水分補給は基本的にミルクや母乳で充分です。母乳で育てている場合は水ではなく、こまめに母乳を飲ませてあげると良いでしょう。

基本的に新生児には水道水を直接のませるということは極力避けるべきです。乳児でもなるべく煮沸した水道水をあげるようにしましょう。目安としては離乳食開始後の生後6ヶ月頃が目安となります。ただし、そのままの水道水を飲ませるのは1歳頃まで待った方が良いでしょう。