赤ちゃんは水道水をいつから飲める?安全性は?飲ませるコツ・注意点も紹介!

【医師監修】大人は気にせず飲む水道水ですが、赤ちゃんに水道水を飲ませても良いのでしょうか。水道水の安全性をはじめ、水道水に含まれているものや、赤ちゃんがそのままの水道水を飲んでもいい時期を紹介します。また湯冷ましの作り方など、赤ちゃんに水道水を飲ませる際のコツ・注意点や、先輩ママの体験談も紹介します。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんに水道水を飲ませても大丈夫?安全なの?
  2. 赤ちゃんはいつから水道水をそのまま飲めるの?
  3. 湯冷ましの作り方など、水道水を飲ませる際のコツ・注意点
  4. 赤ちゃんにいつから水道水を飲ませた?【ママの体験談】
  5. 赤ちゃんが飲める、水道水以外の水は?
  6. 赤ちゃんがそのままの水道水を飲んでいいのは生後6ヶ月から

そもそも湯冷ましとは何なのでしょうか。湯冷ましとは水を沸騰させて冷ましたもののことを言います。ミルクを作る際に使用することもありますし、そのまま飲むこともできます。

新生児や1歳未満の乳児にはそのままの水道水ではなく、湯冷ましを飲ませた方が良いでしょう。湯冷ましを飲ませても大丈夫な時期ですが、胃腸が発達してくる生後3ヶ月頃からがよいと言われています。

赤ちゃんに飲ませられる湯冷ましの作り方です。湯冷ましは水道水を沸かして作ります。10分以上煮沸するようにしましょう。これでカルキ臭がなくなり、強い発がん性があるといわれるトリハロメタンも除去することができます。煮沸した水道水を人肌まで冷ますと湯冷ましになります。

湯冷ましは時間が経つと雑菌が繁殖してしまいます。そのため、一度に大量に作るのではなく、毎回使用する時に作るのが理想的です。湯冷ましをまとめて作る場合でも、1日で使い切るようにしましょう。

(母乳やミルクを吐いてしまう原因などについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん・新生児がミルクや母乳を吐いてしまう!原因と対処法は?

赤ちゃんに水道水を飲ませる際のコツや注意点

水道水を赤ちゃんへ飲ませる時は、煮沸して消毒の成分をなくすということが大事です。また水道水を飲ませる時には、事前に住んでいる地域の水道水の硬度や、水道水から赤いさびのような水が出てきたことがないかということを確認しましょう。

水道水の硬度とは?

住んでいる地域の水道水の硬度を確認するために「硬度」についてもう少し詳しく紹介します。水には「軟水」と「硬水」の2つが存在しています。日本の水道水や日常的に飲んでいる水は軟水といって身体に負担の少ない水がほとんどです。

反対に海外の水道水の多くは硬水に分類されます。硬水は赤ちゃんの身体には負担になってしまう場合があり、飲むと下痢を起こすこともあります(※1)。

日本でも沖縄県と千葉県の硬度はほかの地域とくらべて硬水に近くなっているため、沖縄県や千葉県に住んでいる方は注意した方が良いかもしれません。逆に硬度が低い地域は愛知県や山形県、島根県、宮城県、広島県などです。

水道水から出てくる赤い水(赤さび)とは?

蛇口をひねった時に、赤や茶色のような色をした水道水が出てきたことはありませんか?これは赤さびが含まれる水です。

蛇口をひねって赤い水が出てきた場合は、自宅まで続く水を供給するための管が汚れている可能性があります。古い民家や田舎ではまだ鉛製の給水管を使用しているところもありますが、汚れた給水管を交換するには莫大な費用がかかってしまうのでなかなか難しいのが現状です。このような場合は赤ちゃんに水道水を飲ませるのは避けるようにしましょう。

赤ちゃんにいつから水道水を飲ませた?【ママの体験談】

先輩ママ

20代

1歳になるまでは水道水を消毒するときに使う塩素や発生する成分などの影響で下痢などをすることが怖くて、水道水はしっかりと煮沸したものをあげていました。1歳を過ぎてからはそのままの水道水を飲ませました。

OLママ

30代後半

水道水は消毒をするときに発生する成分が大人でもあまり身体には良くないと考えているので、大人も子どもも水道水を飲ませたことはなく、ウォーターサーバーの水やミネラルウォーターしか飲ませていません。

やはり水道水を赤ちゃんに飲ませる時にはしっかりと煮沸をして飲ませているお母さんが多いようです。また生後6ヶ月未満、1歳未満の乳児には飲ませていないお母さんも多くいました。そのほかにも水道水は一切飲ませないという家庭もあります。

赤ちゃんが飲める、水道水以外の水は?