揺さぶられっ子症候群とは?高い高いはNG?症状や赤ちゃんをあやす注意点も
【医師監修】赤ちゃんの命を奪うこともある、危険な揺さぶられっ子症候群について知っていますか?この記事では揺さぶられっ子症候群の原因や、症状などについてご説明します。また、揺さぶられっ子症候群の予防法・あやす際の注意点もご紹介しますので、ぜひ目を通してみてくださいね。
「揺さぶられっ子症候群のことを考えると、赤ちゃんをどうあやせば良いか迷ってしまう」というママも多いでしょう。そこで最後にご紹介するのが、赤ちゃんをあやす際の注意点です。赤ちゃんをあやす際には頭と首をしっかり支えることと、頭を無理に揺する状況を作り出さないようにすることを頭に入れておきましょう。
大人が「これくらいなら大丈夫だろう」と感じる揺れも、首がすわりきっていない新生児から生後6ヶ月までの赤ちゃんにとっては大きな衝撃となることもあります。赤ちゃんを泣き止ませたり寝かしつけたりする際に揺することもあるでしょうが、首がガクガクと揺れることのないよう注意しておいてくださいね。
そして、遊びのなかのあやしでも頭や首が大きく揺れる動きは避けるようにしておきましょう。体がしっかりしてくる2歳頃までは勢いよく抱き上げたり、空中に投げてキャッチしたりする高い高いは控えた方が安心です。特に新生児から生後6ヶ月までの赤ちゃんは絵本の読み聞かせや歌、手遊びなどであやすと良いでしょう。
(赤ちゃんのあやしについては以下の記事も参考にしてみてください)
新生児から生後6ヶ月は特に揺さぶられっ子症候群に注意!
この記事では揺さぶられっ子症候群の原因や症状などについてご説明しました。揺さぶられっ子症候群は常識的な範囲内での遊びやあやし、揺れであればそう簡単には発症しないものです。赤ちゃんとのかかわりにおいて過敏になり過ぎる必要はありませんが、首が完全にすわっていない新生児から生後6ヶ月の間は特に揺さぶられっ子症候群に注意しましょう。
新井昇子
小児科医
揺さぶられっこ症候群の知識は、知っておくべき知識です。故意ではなく起こってしまうことがあるので注意が必要です。お子さんを預けるときに見てもらう方が、揺さぶられっこ症候群の知識があるかどうか確認した方が良いかもしれませんね。ファミリーサポータさん、シッターさんは知識があると思いますが、おじいちゃんおばあちゃんや親せきの方、お友達、知人などに預けるときは確認してみてください。
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