お食い初めの食べる順番は?献立・メニューに込められた意味・由来も解説!

赤ちゃんをお祝いする儀式である「お食い初め」の料理の意味や由来、食べる順番について知っていますか?この記事ではお食い初めの献立・メニューに込められた意味や由来を解説します。また、料理の食べる順番・やり方や、服・食器など準備すべきものなどもご紹介しますよ。

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Contents
目次
  1. お食い初めとは?
  2. お食い初めの献立・メニューに込められた意味は?
  3. お食い初めの食べる順番・やり方は?
  4. お食い初め前に準備するものは?服・食器など!
  5. お食い初めで赤ちゃんをお祝いしよう!

香の物

お食い初めの香の物に込められているのは「長生きして幸せになれるように」という意味です。基本的に使用する野菜に決まりはありませんが、地域の名産や旬の漬物を選ぶと良いでしょう。また「しわができるほど長生きできるように」という意味合いで梅干しを、縁起が良いという由来からたこの酢の物・紅白のなますを代用することもあります。

歯固め石

食材ではありませんが、お食い初めの献立に添える歯固め石にも「食べ物に一生困らないように」「石のようなしっかりとした健康な歯が生えるように」といった意味が込められています。後ほど詳しく説明しますが、歯固め石はお食い初めが終わった後に行う、歯固めの儀式で使用するものです。

お食い初めに使う歯固め石については、お宮参りの際に受け取るのが一般的です。また、神社や河原の石などを歯固め石として代用してもかまいません。儀式の際には歯固め石を赤ちゃんの歯茎に触れさせるので、拾った石を使用する場合は清潔な状態にしておくと良いでしょう。

お食い初めの食べる順番・やり方は?

初めてのお食い初めを迎えるにあたって「お食い初めの料理を食べる真似をさせる順番や、儀式の進め方にルールはあるの?」と気になっているママもいるでしょう。そこで、ここではお食い初めの料理を食べる順番や儀式のやり方について解説していきます。

養い親を決めよう

お食い初めの儀式を始める前には、まず赤ちゃんに料理を食べる真似をさせる養い親を決めます。「長寿にあやかることができるように」という願いから、お食い初めの養い親となるのは参加者のうちで最年長の人です。一般的には、祖父母やママ・パパのどちらかがお食い初めの養い親となるケースが多いでしょう。

また「参加者みんなが楽しくお祝いできるお食い初めにしたい」という思いから、祖父母やママ・パパ、きょうだいが交代で養い親の役割をする家庭もあります。

お食い初めの献立を口へ運ぶ順番は?

お食い初めの儀式では、赤ちゃんの口元へ献立を運ぶ順番が決められています。基本的には「赤飯→お吸い物」の間に「赤飯→他の献立」を挟むかたちです。先ほどご説明したお食い初めの主な献立をすべて用意している場合は「赤飯→お吸い物、赤飯→尾頭付きの魚、赤飯→お吸い物、赤飯→煮物、赤飯→お吸い物、赤飯→香の物」といった順番になります。

この一連の流れを3セット繰り返した後、歯固めの儀式を行いましょう。歯固めの儀式のやり方についてはこの後くわしくご説明します。歯固めの儀式が終わったら「赤飯→お吸い物→赤飯」の順番で口元へ運んで、お食い初めの儀式は終了となります。

歯固めの儀式って?

歯固めの儀式では、まず歯固め石にお箸の先をそっと当てます。そして、お箸を赤ちゃんの歯茎に優しく触れさせて終了です。使用後の歯固め石をどうするかについては、特に決まりはありません。「受け取った神社や拾った河原に返す」「お食い初め後も大事に飾っておく」など、家族で話し合って決めると良いでしょう。

お食い初め前に準備するものは?服・食器など!

お食い初めのために用意するものは、料理だけではありません。お食い初めの際には、赤ちゃんやママ・パパの服、食器なども特別なものを準備するのが一般的です。そこで、ここではお食い初め前に準備する服や食器などについてご説明します。

近年ではお食い初めの服や食器に関しても細かい慣習にこだわらない家庭が増えてきましたが、一般的な常識としてお食い初めの料理以外の準備物についても知っておきましょう。

赤ちゃんの着物

料理以外のお食い初めの準備物には、赤ちゃんの着物があります。お食い初めの際、赤ちゃんには色付きの小袖を着せる、つまり和装をさせるのが一般的です。これは「お食い初めのお祝いに、これまでは白い産着を着ていた赤ちゃんに初めて色付きの服を着せる」という慣習に由来しています。

ただ「まだ首のすわっていない赤ちゃんに和装をさせるのは難しい」というママもいるでしょう。近年では服装に細かくこだわらず、ベビードレスや普段着でお食い初めをする家庭もあります。和装にこだわりたい場合は、着物風や袴風のロンパースがおすすめです。

(ベビードレスについては以下の記事も参考にしてみてください)

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