お食い初めの食べる順番は?献立・メニューに込められた意味・由来も解説!

赤ちゃんをお祝いする儀式である「お食い初め」の料理の意味や由来、食べる順番について知っていますか?この記事ではお食い初めの献立・メニューに込められた意味や由来を解説します。また、料理の食べる順番・やり方や、服・食器など準備すべきものなどもご紹介しますよ。

Contents
目次
  1. お食い初めとは?
  2. お食い初めの献立・メニューに込められた意味は?
  3. お食い初めの食べる順番・やり方は?
  4. お食い初め前に準備するものは?服・食器など!
  5. お食い初めで赤ちゃんをお祝いしよう!

お食い初めとは?

お食い初めは赤ちゃんをお祝いする儀式のひとつです。「赤ちゃんが食べ物に困ることがないように」といった願いを込め、生後100日頃に行うものだとされています。そのことから、お食い初めのことを「百日祝い」と呼ぶ地域もあるでしょう。

また、お食い初めでは鯛をはじめとする魚や赤飯などの料理を赤ちゃんのお祝いに用意しますが、本当に食べさせるわけではありません。実際には赤ちゃんの口元まで料理を運び、食べる真似をさせるだけです。

お食い初めには誰が参加するの?

お食い初めの儀式は赤ちゃんの祖父母や両親、きょうだいといった家族が参加して行うのが一般的です。ただ古くからの慣わしで、家族だけでなく幅広い親族や近所の家庭を招待する家庭もあります。家族で相談して、誰がお食い初めに参加するかを早めに決めておきましょう。お食い初めに参加できなかった親族には、後から記念写真を贈ると喜んでもらえます。

お食い初めはどこでするの?

お食い初めをどこで行うかについては特に決まりはなく、家庭によりさまざまです。「赤ちゃんを連れだすのが大変」と自宅でお食い初めを行う家庭もあれば「招待する親族の人数が多いから」と料理店で行う家庭もあります。もしお食い初めのお祝いをする場所に地域や親族での慣わしがあるのであれば、それに従うと良いでしょう。

(赤ちゃんのお祝いについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんのお祝い行事一覧!各行事の流れや費用は?

お食い初めの献立・メニューに込められた意味は?

出典:https://www.pinterest.jp/pin/2674081014106769/

お食い初めのメニューには鯛をはじめとする魚や赤飯など、定番の料理があります。「お食い初めのメニューがある程度決められているのはなぜ?」と感じているママもいるのではないでしょうか。実は、お食い初めの献立のひとつひとつにはある意味が込められています。

地域によって多少の違いはありますが、尾頭付きの魚・赤飯・お吸い物・煮物・香の物がお食い初めの定番の献立です。これらのお食い初めの献立には、どういった意味が込められているのでしょうか。ここからは、お食い初めの献立・メニューに込められた意味や由来についてご説明します。

尾頭付きの魚

お食い初めのメニューの主役ともいえる尾頭付きの焼き魚に込められているのは、赤ちゃんの成長を祝った「おめでたい」という意味です。魚の種類については、栄養価の高さやお祝いにふさわしい色合いから鯛を選ぶ家庭が多くみられます。ただ、お食い初めに必ずしも鯛を使う必要はなく、アジやサンマなど異なる魚を選ぶ地域もあるでしょう。

また、お食い初めでは焼き魚はお頭が向かって左側になるように盛り付けます。自宅で調理する場合は、そのことも意識しながら見栄え良く焼き上げましょう。また、お食い初めの直前になって「良い魚が手に入らない」と焦るママも少なくありません。お食い初めに使用する魚が決まったら、早いうちにスーパーの生鮮コーナーや魚屋で相談してみてくださいね。

赤飯

お食い初めに欠かせない献立のひとつ、赤飯には「悪いものを払う」といった邪気避けの意味が込められています。また、赤飯には成長をお祝いする意味合いもあり、お食い初め以外のお祝いごとでもよく目にする献立です。こちらも地域によっては、旬の食材を活かした炊き込みご飯やおかゆを取り入れる場合もあるでしょう。

お吸い物

お食い初めのお吸い物に込められる意味・由来は、使用した具によって変わってきます。一般的だとされているハマグリのお吸い物に込められているのは「良縁に恵まれるように」といった意味です。

鯛やエビのお吸い物であれば「長生きできるように」といった意味が込められています。お食い初めのお吸い物に関しても、地域によってはみそ汁やすまし汁を取り入れる場合があるでしょう。

煮物

お食い初めの煮物についても、取り入れる具によって込められる意味が違ってきます。お食い初めの煮物では基本的に旬の野菜を使うことが多いのですが、定番の具として挙げられるのはれんこん・たけのこ・さといもなどです。また、彩を加え縁起も良いという由来から、にんじんも添える煮物が多くみられます。

れんこんに込められているのは「先の見通しが良くなるように」といった意味で、たけのこに込められているのは「健康にまっすぐ成長できるように」という意味です。そして、さといもは「子宝に恵まれるように」といった意味を持っています。