授乳中にカレーはNG？母乳の味に悪影響？食べるコツや、乳腺炎との関係性も解説

授乳中のカレーにはリスクがあると言われますが、確実にカレーが母乳に影響を与えるわけではありません。子育て中はなるべくストレスをためないようにしたいですよね。そんな中で、好きな食べ物を我慢し続けるというのはつらいものです。

しかし、赤ちゃんに影響があると言われればなかなか食べづらいですよね。そこで、授乳中にカレーを食べるコツと、注意点についてご紹介します。

授乳中に食べるカレーは、サラサラしたカレーがおすすめです。カレーにはサラサラしたカレーと、とろみのあるカレーがありますよね。とろみのあるカレーには小麦粉が多めに含まれています。小麦粉に関しても授乳中に摂りすぎると乳腺炎のリスクがあると言われているため、授乳中には小麦粉の少ないサラサラのカレーを選びましょう。

小麦粉を食べることで乳腺炎のリスクがあがるという話も、医学的に証明はされていません。しかし、個人差や体質の問題でリスクが上がる場合もあるので、できれば避けたほうがいいでしょう。

授乳中のカレーは辛さ控えめのものを選びましょう。カレーが好きなママの中には、辛いものが大好きな人も多いですよね。しかし、辛いカレーというのはそれだけ刺激があるということです。刺激が強いと、赤ちゃんに影響があったときに心配ですよね。普段は辛口や激辛のカレーしか食べないという人も、甘口や中辛のカレーにしておきましょう。

最近は、カレー屋さんでも辛さを細かく選べるお店が増えていますよね。辛さ控えめでも美味しいカレーはたくさんあります。完全に辛口カレーを断つ必要はありませんが、甘口の頻度を増やしてみましょう。

（カレーの味や口コミについては以下の記事も参考にしてみてください）

市販のルーは添加物も多く含まれていますし、小麦粉や油脂も多いです。できれば自分でスパイスを入れて、ルーを使わないカレーを作ったほうが体にはいいでしょう。授乳中にカレーを作るときには、市販のルーを使わないのがおすすめです。

ただ、市販のカレールーはやはり便利です。特に忙しい子育て中は使いたいですよね。そんな時にはカレールーの中身を確認して買いましょう。化学調味料を使っていないものや添加物の入っていないものなど、さまざまな種類のカレールーが販売されています。市販のルーでもこだわって選んでみましょう。思いがけず好きな味が見つかることもありますよ。

市販のカレールーを使って作るときには、水の量を多めにするといいですよ。もちろん、カレーが美味しくなくなるほど水を入れる必要はありません。ただ、市販のルーの場合は記載されている分量よりも少し多めにしましょう。少し多めにする程度であれば好みの範疇でもあるので、味が著しく落ちることはないでしょう。

水の量を多めにすることで、普段と同じ量を食べても塩分や油脂、小麦粉の量は少なめになります。手軽にできる方法ですし、カレーを食べることの満足感も満たされるのでおすすめです。

授乳中に手作りでカレーを作るときにおすすめなのがトマトカレーです。市販のルーを使わず手作りでカレーを作るときに、心配なのが味と手間ですよね。しかし、トマトカレーは味の調節が簡単で、手間もあまりかからないのでおすすめです。

トマトカレーはトマトの味やうま味が重要になってくるため、スパイスの調節にそれほどこだわる必要はありません。市販のトマト缶を使うと、とても楽に作ることができますよ。また、トマトは医者いらずと言われるほど体にいい食べ物なので、授乳中でも安心です。辛さは控えめになり、体にいいトマトをたっぷり食べることができるので、メリットも多いでしょう。

カレーを食べるときには、サラダなどの別メニューも用意しましょう。サラダ以外でもいいのですが、カレーはカロリーが高めなのでカロリーの低いものを付け合わせとして用意するといいですね。カレー以外のメニューと一緒に食べることによって、カレーの量が少なめでも満腹感を味わえます。付け合わせの量はいつもより多めにしておくといいでしょう。

そしてカレーの量も大切ですが、食事の全体のバランスも大切です。カレーを食べるのであれば、野菜の量を増やして栄養バランスのいい献立にしましょう。

授乳中にカレーを食べるときに大切なのは、量を控えめにすることです。一度に食べる量を少しだけ控えめにしたり、食べる頻度を少し減らしたりしましょう。ただし、もともと高頻度でカレーを食べているわけではなかったという人は、特に頻度を減らす必要はありません。

カレー自体が母乳に与える影響としては不確かな情報が多いです。極端に食べ過ぎなければ問題はないので、食べ過ぎに注意しましょう。