授乳中にカレーはNG?母乳の味に悪影響?食べるコツや、乳腺炎との関係性も解説

授乳中にカレーは食べてもいい?授乳中の食事が気になるというママは多いです。授乳中にカレーを食べることによって及ぶ母乳・赤ちゃんへの影響や、乳腺炎との関係性について解説!授乳中でもカレーを食べられるコツ・注意点についても紹介します。

Contents
目次
  1. 授乳中にカレーを食べたらダメって本当?
  2. 授乳中にカレーを食べるのは母乳に悪影響?味が変わる?
  3. 授乳中にカレーを食べると赤ちゃんにも影響がある?
  4. 授乳中にカレーを食べると乳腺炎のリスクも高まる?
  5. 授乳中にカレーを食べるコツ・注意点
  6. 授乳中にカレーを食べていた先輩ママの体験談
  7. 授乳中のカレーは食べ方を工夫しよう!

授乳中にカレーを食べたらダメって本当?

授乳中にはどのような食べ物を食べればいいのか、どのような食べ物を避けるべきなのか気になりますよね。食べ物によって母乳や赤ちゃんに影響が出てしまったり、ママにもリスクがある場合があります。

そんな授乳中のママが心配しているもののひとつがカレーです。授乳中に食べることによって、母乳や赤ちゃん、ママにはどのような影響がでるのか解説していきます。

また、母乳に影響があるなら避けたいですが、カレーを食べたい時もありますよね。我慢のし過ぎもストレスがたまります。授乳中におすすめのカレーの食べ方についても紹介するので、参考にしてみてください。

(母乳育児については以下の記事も参考にしてみてください)

母乳育児は大変?メリットや先輩ママたちの乗り越え方!体験談多数

授乳中にカレーを食べるのは母乳に悪影響?味が変わる?

授乳中にカレーを食べると、母乳の味に変化があるという話があります。確かにカレーは匂いが強い食べ物ですよね。スパイスもふんだんに使われているので、そういった刺激的な香りが母乳に移るという感覚があるのでしょう。

カレーなどの匂いの強い食べ物を食べるとその匂いが母乳にも移り、赤ちゃんが飲むのを嫌がるという話もあるほどです。赤ちゃんにとって母乳は大切な栄養ですから、急に飲まなくなったりすると不安ですよね。

しかし、授乳中にママが食べる食べ物と母乳の味の関係性は医学的に根拠があるわけではありません。食べ物の匂いの強さのみで判断して、栄養が偏ってしまったり、好きな食べ物を我慢しすぎないようにしましょう。

(はちみつの母乳への影響については以下の記事も参考にしてみてください)

授乳中のはちみつはダメは嘘!理由は?母乳に影響は?ただし注意点も

授乳中にカレーを食べると赤ちゃんにも影響がある?

母乳は赤ちゃんにとって大切な栄養源ですよね。母乳にはママの食べたものの影響がでるという説もありますが、授乳中にカレーを食べると赤ちゃんにはどのような影響があるのでしょうか。考えられる赤ちゃんへの影響を紹介します。

母乳を飲まない

授乳中にカレーを食べたことにより、赤ちゃんが母乳を飲まなくなる可能性も考えられています。カレーなどスパイスや油脂による母乳の味の変化に関しては、医学的に証明されていません。しかし、カレーなど油脂の多い食べ物を食べた翌日には母乳の匂いが強くなったと感じるママや、味が変わったのか赤ちゃんが母乳の拒否したというママの話もあります。

個人差はありますが、味の変化に敏感な赤ちゃんは、母乳の飲むのを嫌がるおそれもあります。赤ちゃんにとって母乳は栄養源なので、飲まなくなるとママも困ってしまいますよね。

ただ、カレーを食べた影響が味に反映されるとしても、それほど長く続きません。1日以上経っても赤ちゃんが母乳を飲みたがらない場合は、カレー以外に原因があると考えていいでしょう。

(赤ちゃんが母乳を吐く原因や対処法については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん・新生児がミルクや母乳を吐いてしまう!原因と対処法は?

腹痛・湿疹

ママが食べた食品成分の1%程度が母乳に移行するともいわれているため、授乳中のカレーの食べ過ぎには注意が必要です。カレーには香辛料が含まれていますよね。赤ちゃんの胃腸はまだ未発達なため、大人にとっては大したことのない量の香辛料でも、赤ちゃんにとっては刺激が強い可能性があります。

香辛料が胃に刺激を与えることで一時的に胃の働きが悪くなり、腹痛や下痢を起こすことがあります。また、スパイスに敏感な赤ちゃんの場合、肌荒れや湿疹が出る場合もあるのです。

赤ちゃん様子をよく観察してあげましょう。こういった腹痛や下痢・湿疹の原因としては、ママの食事内容以外の原因も十分考えられます。カレーの影響も考えられますが、カレーだけを原因と考えず、心配な場合は病院を受診しましょう。

授乳中にカレーを食べると乳腺炎のリスクも高まる?

授乳中にカレーを食べることにより、乳腺炎のリスクが高まると言われています(※1)。乳腺炎とは母乳が乳腺に詰まることによって発症するもので、おっぱいに痛みやしこりを感じるものです。この乳腺炎は、ひどくなると頭痛や吐き気、38℃~39℃の発熱を引き起こし、通院が必要になる場合もあります。リスクはなるべく回避したいですね。

カレーに乳腺炎のリスクがあると言われる原因は、多く含まれる油脂です。油脂の多い食べ物を食べ過ぎると、母乳が乳腺に詰まる可能性があります。また、カレーを食べて味が変わった母乳を赤ちゃんが拒否した場合、飲んでくれる量が減ったり授乳間隔が開く場合があります。このような状況で母乳が長い間おっぱいの中にたまると、乳腺がつまりやすくなるのです。

ただし、母乳のつまりやすさと乳腺炎のリスクに関しては、通常の食事であれば問題ないとも言われています。カレーは一般的によく食べられているものなので、極端に乳腺炎になることを警戒する必要はありません。しかし、油脂の摂りすぎは授乳中かどうか関係なく体にあまりよくありません。食べ過ぎには注意しましょう。

(乳腺炎の予防については以下の記事も参考にしてみてください)

断乳・卒乳後はおっぱいのケアが必須!乳腺炎予防や乳房の張りの解消法を紹介!