おしゃぶりは出っ歯に?歯並びが悪くなる?影響や正しい使い方、対策も!

【医師監修】おしゃぶりが赤ちゃんの歯並びや出っ歯に影響があるのでしょうか?この記事では、赤ちゃんのおしゃぶりは出っ歯になりやすい?という疑問をはじめ、歯並びへの影響、正しい使い方・対策について紹介します。さらに、おしゃぶりの卒業時期や、おすすめのおしゃぶりも紹介します。

専門家監修 | 小児科医 新井昇子
3歳男児と7歳女児の子育て中の小児科医です。現在は、魔法の子育てセミナー、個人セッションも行なっております。子育ての経験と心理学・医学的知識、...
3歳男児と7歳女児の子育て中の小児科医です。現在は、魔法の子育てセミナー、個人セッションも行なっております。子育ての経験と心理学・医学的知識、そしてモンテッソーリ教育の考え方を統合した普遍的な子育て論を構築し、子育てやご自身の人生について悩んでいる保護者様とその子供たち、両者にとっての幸せの形を一緒に探るお手伝いができればと思います。

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目次

  1. 赤ちゃんのおしゃぶりは出っ歯に?歯並びへの影響は?
  2. おしゃぶりで歯並びが悪くならないための正しい使い方と対策
  3. おしゃぶりの卒業時期は?
  4. 出っ歯になりにくいおしゃぶりおすすめ6選
  5. おしゃぶりと歯並びに関する体験談
  6. おしゃぶりは正しく使えば出っ歯にならない!

赤ちゃんのおしゃぶりは出っ歯に?歯並びへの影響は?

赤ちゃんが指しゃぶりをしたり、おしゃぶりをするのは生理的な行動であり、過度に心配する必要はないといわれています。赤ちゃんの指しゃぶりやおしゃぶりを使うことは、ママが忙しい時に赤ちゃんが大人しくしていてくれるという育児においてのメリットにもなるでしょう。

しかし、赤ちゃんのおしゃぶりの使用や指しゃぶりは歯並びに影響するともいわれています。出っ歯を心配しておしゃぶりを与えるのを控えているというママもいるのではないでしょうか?まずは、おしゃぶりの使用が赤ちゃんの歯並びにどのような影響を与えるのかを紹介していきます。

(赤ちゃんのおしゃぶりについては以下の記事も参考にしてみてください)

新生児のおしゃぶりはいつから?効果や悪影響は?発語が遅れるって本当?

出っ歯になる可能性がある

おしゃぶりの長期の使用は子供の歯並びに影響があり出っ歯になる可能性があります。まだ歯が生えていない新生児期から生後6ヶ月くらいであれば、出っ歯になる影響はほぼないといえるでしょう。しかし、歯の生え始める時期におしゃぶりを頻繁に使っていると、歯並びに悪影響があると考えられます。

生え始めたばかりの歯はまだしっかりしておらず、おしゃぶりや指しゃぶりの力で簡単に動いてしまいます。動いた位置のまま歯が成長してすると、子供の歯は出っ歯になる可能性があるのです。

会社員

30代

うちの子はおしゃぶりを2歳半すぎても卒業できなかったためか、歯医者さんで「上顎前突」気味と言われてしまいました。出っ歯ということが分かってから、とても心配になってすぐにおしゃぶりは卒業させました。

おしゃぶりをたくさん使わせたせいで出っ歯になったらかわいそうなので…。

出っ歯の状態を歯科用語では「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」といいます(※1)。上顎が前に突き出した状態をいうため、簡単にいうと出っ歯ということになりますね。上顎が前に出た出っ歯の状態だと、噛み合わせも悪くなります。

噛み合わせが悪くなる

赤ちゃんの生え始めたばかりの歯はしっかりしていないため、おしゃぶりや指しゃぶりによって動くと噛み合わせが悪くなってしまうことも考えられます。長い期間ひんぱんにおしゃぶりをしていることで、前歯が出っ歯になるだけでなく奥歯にまで影響が出てしまうのです。

しっかり噛んでいるのに上と下でずれてしまう交叉咬合(こうさこうごう)と診断されると、子供の時期から矯正治療が必要になることもあります。

開咬になることも

事務

30代

新生児から、育児の助けとしておしゃぶりを使い始めました。本人もおしゃぶりが大好きになって手離せなくなり、結局子供は2歳半で開咬気味と診断されてしまいした。開咬を矯正するおしゃぶりもあると聞いて、それを使って治すことができたよ。

おしゃぶりの使用や指しゃぶりで、赤ちゃんが開咬になることもあります。開咬とは、奥歯はしっかり噛み合っているのに前歯の上と下が合わず隙間が出きてしまう状態のことです。開咬は、奥歯はあっているのに前歯は何かをくわえているような状態となるため、噛み合わせも悪くなり歯並びも悪くなります。

おしゃぶりで歯並びが悪くならないための正しい使い方と対策

子供の歯並びを悪くしたり出っ歯にしないためには、おしゃぶりを正しく使うことが大切です。ここでは、出っ歯や歯並びが悪くならないためのおしゃぶりの正しい使い方と対策について紹介します。

強く噛む場合は使用をやめる

おしゃぶりを使う時、赤ちゃんがおしゃぶりを強く噛む癖がある場合は使用をやめる必要があります。おしゃぶりを強く噛むと、おしゃぶりが破損して口の中を傷つけたり誤飲してしまう可能性があるため注意が必要です。また、正しいくわえ方でおしゃぶりを使っていないと、子供の歯並びに影響を及ぼすことも考えられます。

歯固めの代わりに使用しない

赤ちゃんの歯は生後6ヶ月頃から生え始めますが、おしゃぶりを歯固めの代わりに使用することは避けましょう。歯が生え始めるとムズムズするため、その時期におしゃぶりを使用している赤ちゃんはどうしてもおしゃぶりを強くかじってしまうことがあります。そうすると、おしゃぶりが破損し誤飲のリスクも考えられます。

また、おしゃぶりを通常の使用方法で使わないと、出っ歯など子供の歯並びに影響がある可能性も考えられるため注意しましょう。

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