赤ちゃんが笑わない…!親が原因?障害との関係性、よく笑う子に育てるコツも!

【医師監修】周りの赤ちゃんとくらべて「うちの子はあまり笑わないな…」と悩んでいませんか?赤ちゃんが笑わない原因や、笑顔の発達過程を知れば少し気持ちが楽になるかもしれません。笑わない無表情の赤ちゃんと障害・自閉症との関係性や、よく笑う子に育てるコツも紹介します。

Contents
目次
  1. 赤ちゃんが笑わない…
  2. 赤ちゃんが笑わない原因は?
  3. 赤ちゃんの笑顔の発達過程は?
  4. 赤ちゃんの笑顔にはどんな意味がある?
  5. 笑わない無表情の赤ちゃんと障害・自閉症との関係性は?
  6. 赤ちゃんをよく笑う子に育てるコツは?
  7. 赤ちゃんが笑わなくても気にしすぎないで

赤ちゃんが笑わない…

赤ちゃんの笑顔は可愛いですね。笑顔を見ようと、赤ちゃんを必死にあやすママはたくさんいます。

ただ中には、ママが頑張っても笑わない子がいます。赤ちゃんが笑わないと、病気や障害を疑って不安になってしまいますね。

赤ちゃんが笑わない原因はさまざまです。以下から原因を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

赤ちゃんが笑わない原因は?

赤ちゃんが笑わない原因は、病気や障害のほかにもいろいろあります。以下から詳しく見ていきましょう。

パパやママとのコミュニケーションが足りない

赤ちゃんが無表情だと「障害や病気が隠れているのでは……」と心配になりますね。赤ちゃんが笑わない時にまず考えられるのは、パパやママとのコミュニケーション不足です。

近年は仕事や家事をこなしながら育児をする、共働きの親が多いですね(※1)。朝早くに保育園に預け、夜遅くに迎えに行くという人も珍しくありません。家に帰ってから、赤ちゃんとゆっくり触れ合えていますか? 

赤ちゃんはパパやママとのふれあいやスキンシップを通して感情を発達させていきます。パパやママとの接触が少ないと、赤ちゃんの感情が十分に発達せず、無表情なになる可能性があるのです。つい、洗濯や食事の支度などの仕事を優先してしまう人が多いですが、家に帰ったら赤ちゃんと触れ合う時間を作ってあげてくださいね。

発達がゆるやか

育児書には、生後2~3ヶ月頃に赤ちゃんが笑うようになると書かれています(※2)。自分の赤ちゃんがなかなか笑わないと、育児書や周りの赤ちゃんを見る度に発達障害や病気を疑い、心配になるでしょう

しかし、赤ちゃんの発達には個人差があります。周りと比べて多少発達が遅れていても、心配しすぎる必要はありません。心に余裕を持って、赤ちゃんの成長を見守ってあげてくださいね。

赤ちゃんの笑顔の発達過程は?

赤ちゃんの笑顔は、赤ちゃんの成長に従って発達していきます。笑顔の発達過程について以下から詳しく見ていきましょう。

新生児微笑(生後0~2ヶ月頃)

目があまり見えていない生後0~2ヶ月頃の赤ちゃんが、前触れもなく急に微笑したり、声を出して笑ったりすることがあります。とても可愛らしいので、夢中になって見つめてしまうママも多いでしょう。ただ、新生児微笑は、顔の筋肉の反射によってできる笑顔だと考えられています。(※2)。

赤ちゃんが周りの人に可愛がってもらえるように備わっている反射だという人もいますよ。

社会的微笑(生後2ヶ月以降)

生後2ヶ月以降になると、自分の意思で笑う「社会的微笑」を見せてくれるようになります。生後2ヶ月以降になると、少し目が見えるようになりますね。目の前にいる人が笑っていると、笑顔を返すようになるのです。(※2)

楽しさや嬉しさで笑っているわけではありませんが、赤ちゃんが自分の意思で笑いかけてくれるのは嬉しいですね。

生後6ヶ月~2歳頃

生後6ヶ月~2歳頃、知らない人の前でも笑顔で笑っていた赤ちゃんがママやパパ以外に笑いかけなくなります。人見知りをするということは、自分の身近にいてくれる人をきちんと認識できるようになったということです。赤ちゃんにとって大切な成長過程の一つですよ。

ただ、普段からたくさんの人と接している赤ちゃんは、人見知りをしないことがあります。もし赤ちゃんが人見知りをしなくても、あまり心配する必要はありません。

生後6ヶ月以降