赤ちゃんが笑わない…!親が原因?障害との関係性、よく笑う子に育てるコツも!

【医師監修】周りの赤ちゃんとくらべて「うちの子はあまり笑わないな…」と悩んでいませんか?赤ちゃんが笑わない原因や、笑顔の発達過程を知れば少し気持ちが楽になるかもしれません。笑わない無表情の赤ちゃんと障害・自閉症との関係性や、よく笑う子に育てるコツも紹介します。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんが笑わない…
  2. 赤ちゃんが笑わない原因は?
  3. 赤ちゃんの笑顔の発達過程は?
  4. 赤ちゃんの笑顔にはどんな意味がある?
  5. 笑わない無表情の赤ちゃんと障害・自閉症との関係性は?
  6. 赤ちゃんをよく笑う子に育てるコツは?
  7. 赤ちゃんが笑わなくても気にしすぎないで

赤ちゃんの心が成長してくると、人の笑顔を見た時だけでなく、自分が「楽しい」「嬉しい」と感じた時に笑うようになります。赤ちゃんをあやすとパッと笑顔になったり、声を出して笑ったりするのもこの時期です。

赤ちゃんが自分から笑顔を見せるのは生後6ヶ月以降だと言われています。しかし、個人差があるので、必ずしも生後6ヶ月前後に笑顔を見せてくれるとは限りません。あまり焦らず、赤ちゃんにたくさん笑いかけてあげてくださいね。

生後8ヶ月以降

生後8ヶ月以降、ハイハイをしたり立ったりするようになると、赤ちゃんは自分から楽しいことを探し始めます。好きな人に近づいてスキンシップを求めたり、楽しい遊びがあれば「もっとやってほしい」と要求してきたりするでしょう。

赤ちゃんの笑顔にはどんな意味がある?

1歳未満の赤ちゃんは言葉で何かを主張することができませんね。赤ちゃんの笑顔から、気持ちを汲み取ってあげたいと感じるママは多いでしょう。小さな赤ちゃんが見せる笑顔にはどのような意味が有るのでしょうか? 以下から紹介します。

可愛がってほしい

赤ちゃんは自分ひとりでは生きられないので、周りの大人に可愛がられ、お世話をしてもらう必要があります。

赤ちゃんの笑顔は「かわいいものを守りたい」という人の本能を刺激します。周りの大人に可愛がられ、お世話をしてもらうため新生児微笑や社会的微笑を浮かべる新生児微笑や社会的微笑を浮かべるのです。

視力が向上した

笑顔で近づいた時に笑ってくれるのは、赤ちゃんの視力が向上したということです。新生児の頃は周りがぼんやりとしか見えいません。視力が向上する生後2~3ヶ月の頃にたくさん笑顔を見せると、よく笑う子どもになるといわれています。できるだけ笑顔で話しかけるようにしてくださいね。

楽しい気持ち

新生児の赤ちゃんには「快」「不快」という2種類の感情しかありません。成長するにつれて少しずつ感情が発達し、喜怒哀楽が出てくるようになります。

例えば、生後6~8ヶ月頃に人見知りをするようになると、ママが赤ちゃんから離れた時に悲しさや不安を感じて泣き出します。逆に、一緒に遊ぶと「楽しい」「嬉しい」と感じて笑うでしょう。赤ちゃんにさまざまな経験をさせることで、感情を豊かにすることができますよ。

安心している

大人もそうですが、赤ちゃんは不安な時には笑いません。ママの腕の中など、リラックスしている時は笑顔を見せてくれるでしょう。ママが抱っこしていれば、知らない人が周りにいても笑顔を見せてくれますよ。

(人見知りについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで?初期症状・原因・対策法など紹介!

笑わない無表情の赤ちゃんと障害・自閉症との関係性は?

なかなか笑わない赤ちゃんと一緒に過ごしていると、育児書などで笑顔を浮かべている赤ちゃんの写真を見た時に「うちの子どもはどうして無表情なのかしら」と不安になってしまいますね。自閉症や病気を疑ってしまうこともあるでしょう。

赤ちゃんの発達には個人差があります。生後3ヶ月くらいまで赤ちゃんを心配していたパパやママが、後から「ゆっくり発達するタイプの子どもだったんだな」と安心することは少なくありません。診断がつけられるほど障害の特性が出てくるのは3~5歳以降なので、1~2歳の時期から過剰に心配する必要はありませんよ。

ただ、不安な気持ちのまま笑顔で赤ちゃんと向き合い続けるのは難しいですね。どうしても心配なママは、小児科や保健所などに相談してみましょう。

マキ先生

小児科医

自閉症スペクトラム障害の症状の1つにコミュニケーション障害があります。コミュニケーション障害の中に「にあやしても笑わない」などの症状が含まれます。ただ、この症状だけでは自閉症だと判断できません。笑わないからと言って、心配しすぎる必要はありません。

(他に心配な特性がある時は以下の記事も参考にしてみてください)