赤ちゃんの寝相が悪い!原因や対策は?逆に良すぎると注意?体験談も

【医師監修】赤ちゃんの寝相が悪い原因や、寝相で分かる赤ちゃんの心理、赤ちゃんの寝相が悪い時のリスクなどを紹介。赤ちゃんの寝相が悪い時の対処法を「寝冷え」「着せる服」「ベッド」「布団」「乳幼児突然死症候群」別に紹介するほか「寝相がいい赤ちゃんには注意が必要?」というママの疑問にもお答えしていきますよ。

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専門家監修
新井昇子
3歳男児と7歳女児の子育て中の小児科医です。現在は、魔法の子育てセミナー、個人セッションも行なっております。子育ての経験と心理学・医学的知識、・・・
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Contents
目次
  1. 赤ちゃんの寝相が悪い!
  2. 赤ちゃんの寝相が悪い原因5選
  3. 寝相で分かる!赤ちゃんの心理8選
  4. 赤ちゃんの寝相が悪い…リスクは?
  5. 赤ちゃんの寝相が悪い…対処法6選
  6. 寝相がいい赤ちゃんは注意が必要?
  7. 赤ちゃんの寝相を楽しもう!寝相アート
  8. 赤ちゃんの寝相が悪いのは、成長の証!

赤ちゃんの寝相が悪い!

赤ちゃんの寝相が悪い原因が分からず、不安に思う方も多いでしょう。横向き、ばんざい、うつぶせなど赤ちゃんの寝方はさまざまです。寝相が悪いと「いつから仰向けで寝ていたのか」「身体が冷えてしまうのでは」「ベッドから落ちるのでは」という心配もあります。赤ちゃんの寝相が悪い原因は何なのでしょうか。また寝相が悪い場合はどうすればよいのでしょうか。

(赤ちゃんの睡眠については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん・新生児の睡眠時間はどれくらい?月齢で寝る時間が違うの?

赤ちゃんの寝相が悪い原因5選

赤ちゃんは寝相が悪いことが多いため、うつぶせになった時の呼吸や身体の冷え、ベッドから落ちることが心配になりますよね。どうして赤ちゃんはそんなに寝相が悪いのか、赤ちゃんの寝相が悪い原因について説明します。

1. 赤ちゃんの寝相が悪い原因【レム睡眠が長い】

睡眠には浅い眠りのレム睡眠と熟睡状態のノンレム睡眠があります。通常、大人は睡眠の15~20%がレム睡眠ですが、赤ちゃんは睡眠の50%がレム睡眠です。ノンレム睡眠の時は熟睡状態ですので、体の動きはあまりありませんが、レム睡眠の時は眠りが浅いためよく動きます。

寝相が悪い原因には、寝ている時間が長いことと、レム睡眠の割合が多くよく寝返りをうつことが関係しています。

2. 赤ちゃんの寝相が悪い原因【体温が高い】

大人の平熱は36.5℃前後ですが、赤ちゃんの体温は36.5℃から37.5℃くらいです。また、睡眠中には成長ホルモンが多く分泌され、体温を上げる作用があるため、寝相が悪いのは体内の熱を放出しようとしていることが原因の一つだといわれています。

(赤ちゃんの平熱については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの体温の測り方は?平熱は何度?月齢で体温は変化するの?

3. 赤ちゃんの寝相が悪い原因【寝ている環境】

冷えを心配して大人と同じように、たくさん毛布をかけるなど温かくしすぎていませんか。また布団を何度かけなおしても「いつから布団から出ていたの?」とびっくりすることもありませんか。気づくと布団から飛び出しているのは、赤ちゃんにとっては快適な環境ではないからです。

赤ちゃんにとって最適な室温は20度~25度で、湿度も50%前後が快適な環境です。室温や湿度が高い部屋だと、赤ちゃんは汗をかいて不快感を感じます。そして寝苦しさを感じて寝返りを打とうとしたり、背中が暑くなるため横向きになろうとして、ごろごろと動き回り寝相が悪くなるのです。

4. 赤ちゃんの寝相が悪い原因【寝返りの練習】

赤ちゃんは覚えたことを睡眠中に復習し成長するといわれています。そのため、睡眠中にも寝返りの練習をしていると考えられています。その身体の成長過程で起きる手足の動きが寝相が悪い原因になるため、寝相を矯正するのではなく、安全に眠れるように対処することが大切です。

(赤ちゃんの成長についての「いつから」については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんのつたい歩きはいつから?つかまり立ちからどれくらい?