新生児も汗をかくの?体温調整のやり方や、あせもなど肌トラブルの対処法も!

【医師監修】赤ちゃんはいつから汗をかくの?新生児でも汗をかく?という疑問をはじめ、体温調整のやり方や、汗をかいた時の適切な対処法を解説。汗取りパッドなど新生児の日常の汗や寝汗対策に役立つおすすめグッズや、あせもなど肌トラブルのケア方法を紹介します。

専門家監修 | 小児科医 渡邉恵里
平成19年卒、小児科医。現在は、精神科クリニックで子どもの発達や心の問題に取り組んでいます。
平成19年卒、小児科医。現在は、精神科クリニックで子どもの発達や心の問題に取り組んでいます。

目次

  1. 新生児の汗はいつから?初めは体温調整できない?
  2. 新生児の体温調整のやり方は?
  3. 新生児が汗をかいた時の対処法
  4. 新生児の汗対策グッズ!汗取りパッドなど
  5. 新生児の汗よっておこる『あせも』など肌トラブルのケア方法
  6. 新生児の汗には気を配ろう!

新生児の汗はいつから?初めは体温調整できない?

一日のほとんどを寝てすごす赤ちゃんは、たくさんの汗をかきます。特に頭や背中など、大量の寝汗に驚いたママも多いでしょう。生まれてすぐの赤ちゃんは、いつから汗をかくのでしょうか。新生児の汗について、詳しく解説します。

汗をかき始める時期

生まれて間もない赤ちゃんは、汗をかくことができません。汗をかけない原因は、汗を分泌する機能がまだ未発達だからです。新生児が汗をかき始めるのは、生後1週間くらいからになります。生後1ヶ月を過ぎたあたりから、新生児も大人と同様の汗が分泌されるのです。その後、赤ちゃんはたくさんの汗をかくようになります。

大量の汗の原因

赤ちゃんは、たくさんの量の汗をかきます。汗の量が多い原因は、体がまだ小さな新生児ですが既に大人と同じ数の汗腺をもっているからです(※1)。新生児は肌の面積が小さいので、汗腺が密集した状態になり汗が溜まりやすくなります。それが原因で、服や布団などを部分的に大量の寝汗で湿らせてしまうのです。

汗の量は、赤ちゃんが生まれた時期によっても違いがあります。暑い時期に生まれた赤ちゃんは、気温が高いので汗の量も多くなります。新生児期が夏の場合は、赤ちゃんが汗をかいていないか、脱水症状になっていないかなど十分に気をつけましょう。

新生児の体温調整

人は汗をかくことで体温が下がり、体内で体温調整が行われます。しかし生まれたばかりの新生児は、自律神経の機能が未発達なため、汗をかいても体温調整は難しいのです。赤ちゃんが体温調整をできるようになるのは、運動量が増える生後8ヶ月すぎたあたりからと言われています。

徐々に自力で体温調整ができるようになりますが、やはり大人に比べると新生児は体温調整が難しいようです(※2)。新生児がいる部屋の温度や湿度の管理は、十分に気をつけましょう。

汗が溜まりやすい部分

赤ちゃんは汗腺が密集しているので、大量の汗をかきます。特に汗が溜まりやすい部分は、皮膚が密着している部分です。あごから首、首の裏側、脇の下、太もものつけ根、膝の裏側などに汗がよく溜まります。また寝ている時に布団と密着している背中やおへそも汗がよく溜まる部分です。

溜まった汗をそのままにしておくと、あせもなどの肌トラブルを引き起こしてしまいますの、こまめにケアする必要があります(※2)。赤ちゃんが寝汗をかいていないか、汗が溜まりやすい部分を中心にこまめにチェックしましょう。赤ちゃんの肌を触ってみて、汗をかいている場合はタオルやガーゼで優しく拭いてあげてあげましょう。

新生児の体温調整のやり方は?

赤ちゃんは自力で体温調整をすることが難しいので、快適に過ごせるように環境を整える必要があります。新生児の体温調整のやり方を紹介しますので、環境作りの参考にしましょう。

体を触る

自分で体温を調整することができない赤ちゃんのために、ママが赤ちゃんの体を触って体温をチェックしましょう。背中やお腹や脇の下を触りながらチェックして、汗をかいているようなら暑すぎる可能性があります。

また手足が温かいときや顔が赤いときも、暑さが原因かもしれません。しかし眠たいときも赤ちゃんは手足がポカポカと温かくなりますので、どちらが原因なのか正しく判断しましょう。

赤ちゃんの体を触って汗をかいていないか調べる方法は、簡単で分かりやすい体温チェックのやり方です。赤ちゃんとのスキンシップにもなるので、おすすめですよ。

エアコンで室温調整

赤ちゃんは家の中で過ごす時間が長いので、エアコンを活用して部屋の室温を設定すると、赤ちゃんは体温調整ができます。暑い夏場や寒い冬場でもエアコンを使用することによって、赤ちゃんにとって快適で過ごしやすい環境が整います。エアコンを使用する場合、赤ちゃんの肌に直接風が当たると冷えすぎの原因となりますので、風向きに気をつけましょう。

しかしエアコンを一日中つけっぱなしにすると、赤ちゃんが自力で体温調整する機能が育ちません。赤ちゃんに汗をかかせて、自力で体温を調節させる時間を設けることも必要です。室温調整された部屋で一日中過ごすのではなく、涼しい時間など様子を見て外を散歩したり入浴させたりして、赤ちゃんに適度な刺激を与えるようにしましょう。

服選び

気温にあった服選びをすることで、新生児は体温調整がしやすくなります。夏場の暑い時期は、肌着類や服類は通気性のよい薄い生地のものを選びましょう。逆に冬の寒い時期は、厚手で保温効果のあるものを選びます。季節に合った肌着や服を選ぶと、赤ちゃんは体温調整しやすくなるでしょう。

赤ちゃんが暑くて汗をかいているようなら、肌着を含めた全ての服を脱がせて、薄着の服に着替えさせてあげます。汗をかいたまま服を着替えさせずにいると、それが原因であせもなどの肌トラブルを引き起こすかもしれません。季節や気温に応じた赤ちゃんの服選びとこまめな着替えを意識すると、新生児は体温調整がしやすくなります。

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