2歳児の食事の量は?まだ食べられない食材がある?ご飯を食べない時の対処法も
成長が感じられる2歳児には、どんな食事をどれくらい与えればいいのでしょうか。ママの悩みの種です。食事の量、まだ食べられない食材、ご飯を食べない「イヤイヤ期」の対処法などについて、先輩ママの体験談を交えて説明します。献立例もあるので参考にしてください。
大人用に味付けされた加工食品
乾物、インスタント食品、いくら、ソーセージ、たらこ、冷凍食品など大人用に濃い味付けされた加工食品は、2歳の子どもにはあまり与えないようにしましょう。
日本中毒情報センターによると、体重1キロに対して0.5gの食塩を取ると中毒症状が出るといわれています。また、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、2歳の男の子の塩分摂取量の目安が3g、女の子の塩分摂取量の目安が3.5gとされています(※1)。
中毒症状を起こすほどの食塩を摂取することはほぼないといわれていますが、念のため2歳児~3歳児には、なるべく素材を生かすような薄味のご飯を食べさせるようにしてみてくださいね。
刺激が強いもの
ワサビ、キムチ、コーヒー、炭酸飲料、紅茶など刺激が強いものは、子どもの粘膜へかなり強い刺激を与えてしまいます。身体に害を及ぼすことはありませんが、あまり与えたい食材ではありません。
香辛料の使い方によっては、辛い、苦いなど子どもに嫌な記憶を植え付けてしまう可能性もあるでしょう。刺激の強い香辛料は、急いで食べさせる必要はありませんよ。
もし香辛料を使いたいのであれば、ハンバーグの上のコショウをかけるのではなく、ハンバーグの中にコショウを練り込むなど、香辛料の刺激を感じにくくするなどに工夫してください。
2歳児の食事で必要な栄養素や量の目安は?献立例も!
2歳の子どもにどのような栄養素を与えれば良いのか、食事の量の目安はどのくらいなのか、悩んでしまうママも多いでしょう。おすすめの献立とともに2歳児に必要な栄養素や量の目安を紹介していきます。参考にしてください。
(2歳児に人気なご飯のレシピについては以下の記事も参考にしてください)
豚汁・プレート・梅しらすの献立
【材料】
大根・適宜
人参・1/2本
豚肉・適宜
高野豆腐・約6〜10個
ごま油・小さじ1
味噌・大さじ1
アジ・1尾
卵・2個
じゃがいも・2個
カレー粉・適宜
梅干し・1粒
ご飯・2合
しらす・適宜
だしの素・大さじ1
みりん・大さじ1
しょうゆ・大さじ1
砂糖・大さじ1
水・600cc
【作り方】
①大根、人参、豚肉、高野豆腐をごま油でいためる
②具がしんなりしたら水を入れて、調味料、味噌を入れ煮込み、豚汁が完成
③骨を取ったアジを焼く
④卵は10分くらい茹(ゆ)でてカットする
⑤じゃがいもと人参の細切りを炒め、しんなりしたらカレー粉を和える
⑥梅干しを細かくして、しらすと一緒にご飯に混ぜる
野菜を多く食べることができる
豚汁やカレー粉和えなど、野菜を比較的多く食べることができる献立です。野菜からは、たくさんのビタミンやミネラルを摂取することができます。以下に、ビタミンやミネラルを含んだ野菜と、その目安量を紹介していきます。
●イモ類…50g
●緑黄色野菜…40g
●淡色野菜…60g
●海藻・キノコ類…噛むのが難しいことがあるので、少量ずつ食べさせてみましょう
●果物…100g~150g
野菜嫌いな子どもは多いですが、野菜にはたくさんの種類があるので、代わりになる野菜を見つけたり調理方法や味付けを変えたりなどして、苦手を克服させましょう。ジャガイモをご飯に混ぜたり、緑黄色野菜をお肉に混ぜて食べさせたり…などの調理を手間に感じてしまう場合は、味噌汁を具だくさんにしてみてください。
アンパンマンバーグのかわいい献立
【材料】
牛豚ミンチ・150g
玉ねぎ・35g
人参・25g
★パン粉・大さじ3
★牛乳・大さじ1
塩胡椒各・少々
水・小さじ2
じゃが芋・1個
青のり・適量
アジシオ・適量
【作り方】
①玉ねぎをみじん切りにする
②人参を、アンパンマンの鼻とほっぺの3つ分の丸を切ってからすりおろす
③玉ねぎとすりおろした人参を耐熱容器に入れ、水を加えてからラップをして600wで2分30秒加熱
④ボウルに★、玉ねぎ、人参、塩胡椒を入れて混ぜる
⑤④に牛豚ミンチを加えて、粘り気が出るまでこね、平たく丸い形にする
⑥フライパンに油をひいて、両面に焼き色がつくまでハンバーグを焼く
⑦ハンバーグを皿に移して人参をのせ、ケチャップで顔のパーツを書く
⑧100均のおにぎり型でおにぎりを作る
⑨じゃが芋をふかして青のりとアジシオをかけ、粉ふき芋をつくる
お肉をたくさん食べさせることができる
アンパンマンの形にすれば、子どもにお肉をたくさん食べさせることができるでしょう。肉や魚などのたんぱく質は身体を作ってくれる栄養素なので、どのくらい食べさせるべきか悩んでしまうママも多いですね。以下から主なたんぱく源と、摂取目安量を紹介していきます。
●肉・魚・卵…各30gずつ
●大豆・大豆製品…30~35g
●牛乳・乳製品…200g
「こんなにたんぱく質をとるの?」と負担に感じるママも多いですが、朝食のメインを大豆にし昼食のメインを魚にするなど工夫すれば、1日の中でたんぱく質をまんべんなく摂取することができますよ。乳製品は、ヨーグルトやミルク煮などから与えることをおすすめします。
マカロニとひじきの五目煮
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