ウンナ母斑とは?生まれつきのあざは放置OK?原因や治療法、受診の時期についても!

赤ちゃんに赤いあざが出る「ウンナ母斑」というあざ名を知っていますか。どんなあざなのか、赤ちゃんのあざはとても気になります。ウンナ母斑とは何?をはじめ、生まれつきのあざの種類、原因、治療法、受診時期について説明します。赤ちゃんがいるママは参考にしてください。

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Contents
目次
  1. ウンナ母斑とは?大人になれば自然に消える?
  2. 赤ちゃんの生まれつきのあざの種類
  3. ウンナ母斑の原因
  4. ウンナ母斑の治療法
  5. ウンナ母斑受診時期は?新生児も治療できる?
  6. ウンナ母斑は早めに受診しよう

異所性蒙古斑

異所性蒙古斑は、お尻以外の場所にある蒙古斑と同じようなあざのことです。発生場所は腕や足、首や頭、顔など全身さまざまです(※6)。蒙古斑と同様に成長とともに消失していきますが、濃いものは残ることがあるでしょう。目立つ場所で気になるのであればレーザー治療ができます。

カフェオレ斑

カフェオレ斑とは、新生児期にでるカフェオレ色に似た茶色のシミのように見えるあざです。大きさは直径2mmくらいから20cmと大小さまざまで、審美的に気になることもあります。病気ではないのでそのままでも問題はありませんが、シミのようでかわいそうだとママが感じるのであればレーザー治療も可能です。(※7)

ただし、うずらの卵よりも大きいものが全身に6個以上ある場合は注意が必要です。遺伝性のレックリングハウゼン病という遺伝性の疾患の可能性があり、早めに受診してください。(※7)

(赤ちゃんの利き手の遺伝については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの利き手はいつ決まる?左利きは遺伝?矯正の必要性や見分け方についても紹介

先天性色素性母斑

先天性色素性母斑は、生まれつきある黒や茶色のあざのことです(※8)。ホクロのような見かけですが、ホクロよりもサイズが大きく、厚みがあります。あざから毛が生える場合もあります。

小さければ様子を見ていていいでしょう。しかし、5cm以上の大きなものは早めの受診をおすすめします。悪性になる可能性があるので、病気になる前に治療方針を相談しましょう。

扁平母斑

扁平(へんぺい)母斑は、生まれつきまたは新生児期にできる茶色のあざです。境界線がはっきりしていて、シミのように見えることもあります。発生部位や形、大きさはさまざまです。(※9)

大きくても先天性色素性母斑のように、悪性になる心配はありません。ただ審美的に気になるのであれば、レーザー治療の対象となります。

太田母斑

太田母斑は、目の周りや額、ほほ、鼻、中には白目の部分や口の中にできる青あざです。顔の片側に発生しますが、まれに両側にでることもあります。新生児期から生後半年以内に出てくるケースが多くみられます、一般には青あざです行いが、褐色のような場合もありシミと間違われることもあります。(※10)

治療はレーザーで行いますが、他のあざよりも照射回数は多くなります。

伊藤母斑

伊藤母斑とは、太田母斑と同じような青あざが肩から肩甲骨にかけて出現するものです。発生時期も同じで、新生児期から生後半年以内に見られます。(※5)

悪性の病気ではありませんが、成長するとともに濃くなっていく場合が多く、自然には消えません。レーザー治療を行えば気にならないほど薄くなるので、時期をみて治療することを検討しましょう。

ウンナ母斑の原因

ウンナ母斑の原因は、毛細血管が過剰に広がったり、異常に増殖したりすることによって血管の色が皮膚から透けて見えてしまうことです。赤ちゃんがママのお腹(なか)にいる間、皮膚と血管ができる過程で何らかの変化が生じてこのような現象が起きると考えられています。明確な原因はわかっていません。

そのため予防法などはなく、ママが妊娠中に何かをしたからできたというものでもありません。赤ちゃんにウンナ母斑を見つけてもママのせいではありませんので安心してください。

ウンナ母斑の治療法

ウンナ母斑の治療法は、レーザー治療です。ダイレーザーまたはVビームレーザー治療と呼ばれ、局所麻酔用のテープやクリームを使って行います。

1~2回の照射で治療は終了するので、子供の負担もそれほど大きくはありません。ただし毛根がダメージを受けて、頭やうなじなどの髪が少し薄くなってしまうリスクもありますので注意しましょう。

ウンナ母斑受診時期は?新生児も治療できる?