赤ちゃんの横向き寝は危険?突然死の可能性も?正しい寝方や注意点!

【医師監修】最初は仰向けで寝ていたはずの赤ちゃんなのに、ちょっと目を離したすきにうつぶせになったり横向きになったりすることもあります。しかし、横向き寝はとても危険な寝方なのです。今回は赤ちゃんの正しい寝方について体験談を交えてご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 赤ちゃんの横向き寝は危険?
  2. 横向き寝と赤ちゃんの突然死の可能性は?
  3. 赤ちゃんの正しい寝方って?
  4. 赤ちゃんの横向き寝での注意点
  5. ずっと同じ寝方も危険
  6. 赤ちゃんの寝相には臨機応変に対応しよう

赤ちゃんの横向き寝は危険?

赤ちゃんが穏やかに寝ている様子はどんな寝方でもとても可愛いものです。しかし、赤ちゃんは大人と違いちょっと寝方が違うだけで突然死してしまうことがあります。もちろん、横向き寝自体が悪いわけではありません。

背骨と足を曲げて眠る横向き寝は、ママのお腹の中にいたときと同じ格好になります。そのため赤ちゃんにとって安心できる寝方です。きちんと見ているのであれば横向き寝であってもそれほど心配はいりません。

横向き寝と赤ちゃんの突然死の可能性は?

横向き寝やうつぶせ寝は乳児突然死症候群(SIDS)の危険が高まる寝方でもあります。赤ちゃんは些細なことで命を落としかねません。もちろん仰向け寝でもSIDSの危険性はありますので油断は禁物です。

乳児突然死症候群(SIDS)とは?

SIDSとは、元気にすくすくと成長していた赤ちゃんがある日突然死亡する病気です(※1)。これは月齢12ヶ月未満の赤ちゃんに起こりやすい病気です。この病気の原因ははっきりとはわかっていないのが現状です。

赤ちゃんの体に熱がこもったり、体を暖め過ぎると突然死してしまうこともあります。赤ちゃんの体温に注意し、体が熱くなり過ぎないように気をつけましょう。特に新生児の赤ちゃんは、体温調節が上手くないためママが上手に調整してあげる必要があります。

マキ先生

小児科医

喫煙はSIDSのリスクを4倍にも高めることが指摘されています。ママだけでなく家族も、赤ちゃんのために確実に禁煙することが重要になります。

乳児突然死症候群(SIDS)を防ぐには

SIDSの8割は月齢6ヶ月までに起こります(※2)。特に生後6ヶ月未満の新生児などは、些細な違和感を感じたら注意が必要です。また、できるだけ呼吸のしやすい仰向け寝で寝かせることをおすすめします。

横向き寝以外の突然死する可能性のある寝方

出典:https://www.pinterest.jp/pin/79376012154009595/

うつぶせ寝はSIDSの発生率が高いことが研究で分かっています。また、寝具がいつもと違ったり、ソファで長時間寝かせた場合も突然死になる可能性が高くなります。赤ちゃんを寝かせるときは、いつも決まった場所や寝具へ寝かせるようにしましょう。

また赤ちゃんを暖め過ぎたり、重い布団を掛けたときもSIDSの発生率は高まります。月齢12ヶ月未満の赤ちゃんは服や布団で暖めるより、部屋全体を暖めた方がSIDSの発生する確率は低くなります。

女性

30代

娘が突然死したと聞かされたときは意味が理解できなかった。「これは病気だからママは何も悪くないんだよ」と先生は言ってくれたのですが、自分を責めるばっかりです。

女性

20代

保育所に預けていた子どもが突然死したと伝えられて、何が何だか分からない状態でした。新生児なのにうつぶせで寝かせていたそうなのでそれが原因ではないかと言われショックの日々です。

赤ちゃんの突然死は母親にとってもつらいことです。このようなことが起きないような取り組みが必要でしょう。

(※次のページへ続く)
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