ウンナ母斑とは?生まれつきのあざは放置OK?原因や治療法、受診の時期についても!

新生児を育てているママで「ウンナ母斑」という言葉を知っている人はいますか?ウンナ母斑とは?という疑問をはじめ、赤ちゃんの生まれつきのあざの種類、原因や、治療法、受診時期についても解説します。新生児の赤ちゃんがいるママは参考にしてみてくださいね。

目次

  1. ウンナ母斑とは?大人になれば自然に消える?
  2. 赤ちゃんの生まれつきのあざの種類
  3. ウンナ母斑の原因
  4. ウンナ母斑の治療法
  5. ウンナ母斑受診時期は?新生児も治療できる?
  6. ウンナ母斑は早めに受診しよう

ウンナ母斑とは?大人になれば自然に消える?

新生児を育てている新米ママは、赤ちゃんの身体にあざを見つけるとびっくりしてしまいますよね。シミだと思っていたら濃くなってしまったなど「もしかして悪い病気なのではないか?」と不安になっているママもいることでしょう。

赤ちゃんのあざは、皮膚を形成する色素細胞や毛細血管の生まれつきの異常、または増殖によって発生します(※1)。色や大きさ、形、現れる場所は赤ちゃんによってそれぞれ異なります。

今回は赤ちゃんに見られるあざのなかのひとつ、ウンナ母斑について紹介します。気になるママは参考にしてみてください。

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ウンナ母斑とは

ウンナ母斑とは、うなじのところに発生する盛り上がりのない血管腫のことです。後頭部からうなじにかけて広い範囲に出ていることもあります。(※2)

大きさや形は赤ちゃんによって違いますが赤い色のあざで、後頭部から逆三角形の形になっていることが多いです。境界線がはっきりしていないので、実際の大きさより大きく見えてしまい不安になるママもいます。

自然に消えるか

ウンナ母斑は赤ちゃんが1歳半になる頃までに半数は自然に消えていきますが、残りの半数は残念ながら大人になっても残ってしまいます(※2)。多くの赤ちゃんは新生児期にウンナ母斑が発見されますが、1歳半までは様子を見た方がその後の治療方針を決めやすくなるでしょう。

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赤ちゃんの生まれつきのあざの種類

赤ちゃんの生まれつきのあざにはいくつかの種類があります。そもそもあざとは、周囲の皮膚と違う色の皮膚がずっと残ってしまうものです。生まれつきのものについては新生児期に見つかるものが多いでしょう。

ここではウンナ母斑以外のあざについて紹介します。それぞれ特徴がありますので、赤ちゃんにあざをみつけたママは参考にしてみてくださいね。

サーモンパッチ

サーモンパッチとは、生まれつきあるピンク色のあざです。ウンナ母斑との違いは発生する場所で、額の中央やまぶた、鼻、上唇など、顔の中心線上にあります。大部分の子供は、1歳6ヶ月ごろまでには自然に消失します。(※3)

しかし額中央、鼻、上唇のあざはまれに残ってしまうこともあります。その場合は治療対象となりますので、小児科で相談しましょう。

いちご状血管腫

いちご状血管腫は、その名前の通りいちごをのせたような形の赤いあざです。新生児期に赤い斑点ができ、生後6ヶ月まで少しずつ大きく盛り上がっていきます。(※4)

生後6ヶ月を過ぎると今度は少しずつ小さくなり、7歳頃までに自然に消失していきます。ただし、あざが大きくなりすぎた場合は皮膚がたるんでしまったり、しわが残ることもまれにあるでしょう。気になる場合は病院で相談してみてくださいね。

ポートワイン母斑

ポートワイン母斑は、別名「単純性血管腫」とも呼ばれます。生まれつきある平らなあざで、場所は決まっていません。赤ワインのような濃い色なのでポートワイン母斑という病名になりました。(※2)

自然には治りませんので、レーザーで色を薄くする治療をします。顔など目立つ場所にある場合は、治療方針を早めに相談すると安心です。

蒙古斑

蒙古斑は、生まれつきある灰色がかった青いあざです。発生場所はお尻に集中しています。有名なので知っているママも多いでしょう。モンゴル人や日本人の赤ちゃんのほぼ全員にありますが、成長すると薄くなります。ほとんどが10歳ごろまでに自然に消えますので安心してくださいね。色が濃いものはまれに残る場合があります。(※5)

異所性蒙古斑

異所性蒙古斑とは、お尻以外の場所にある蒙古斑と同じようなあざのことです。発生場所は腕や足、首や頭、顔など全身さまざまです(※6)。蒙古斑と同様に成長とともに消失していきますが、濃いものは残ることがあるでしょう。目立つ場所で気になるのであればレーザー治療ができます。

カフェオレ斑

カフェオレ斑とは、新生児期にでるカフェオレ色のシミのように見えるあざです。サイズは直径2mmくらいから2cmと大小さまざまで、審美的に気になることもあります。病気ではないのでそのままでも問題はありませんが、シミのようでかわいそうだとママが感じるのであればレーザー治療も可能です。(※7)

ただし、うずらの卵よりも大きいものが全身に6個以上ある場合は注意が必要です。遺伝性のレックリングハウゼン病という病気の可能性がありますので、早めに受診することをおすすめします。(※7)

(赤ちゃんの利き手の遺伝については以下の記事も参考にしてみてください)

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先天性色素性母斑

先天性色素性母斑は、生まれつきある黒や茶色のあざのことです(※8)。ホクロのような見かけですが、ホクロよりもサイズが大きく、厚みがあります。あざから毛が生える場合もあります。

小さければ様子を見ていていいのですが、5cm以上ある大きなものは早めの受診をおすすめします。悪性になる可能性があるので、病気になる前にあざの治療方針を相談しましょう。

扁平母斑

扁平母斑は、生まれつきまたは新生児期にできる茶色のあざです。境界線がはっきりしていて、シミのように見えることもあります。発生部位や形、大きさはさまざまです。(※9)

大きくても先天性色素性母斑のように、悪性になる心配はありません。ただ審美的に気になるのであれば、レーザー治療の対象となります。

太田母斑

太田母斑とは、目の周りや額、頬、中には白目の部分や口の中にできる青あざです。ほとんどの場合が顔の片側に発生しますが、稀に両側にでることもあります。このあざは新生児期から生後半年以内に出てくるケースが多く、生まれつきあることは少ないです。青あざとは言いますが、褐色のような場合もありシミと間違われることもあります。(※10)

治療はレーザーで行えますが、他のあざよりも照射回数が多く必要です。

伊藤母斑

伊藤母斑とは、太田母斑と同じような青あざが肩から肩甲骨にかけて出現するものです。発生時期も同じで、新生児期から生後半年以内に見られます。(※5)

悪性の病気ではありませんが、成長するとともに濃くなっていく場合が多く自然には消えません。レーザー治療を行えば気にならないほど薄くなるので、時期を見て治療することを検討しましょう。

ウンナ母斑の原因

ウンナ母斑の原因は、毛細血管が過剰に広がったり、異常に増殖したりすることによって血管の色が皮膚から透けて見えてしまうことです。赤ちゃんがママのお腹にいる間、皮膚と血管ができる過程で何らかの変化が生じてこのような現象が起きると考えられていますが、明確な原因はわかっていません。

そのため予防法などはなく、ママが妊娠中に何かをしたからできたというものでもありません。赤ちゃんにウンナ母斑を見つけてもママのせいではありませんので安心してくださいね。

ウンナ母斑の治療法

ウンナ母斑の治療法は、レーザー治療です。ダイレーザーまたはVビームレーザー治療と呼ばれ、局所麻酔用のテープやクリームを使って行います。

1~2回の照射で治療は終了するので、子供の負担もそれほど大きくはありません。ただし毛根がダメージを受けて、頭やうなじなどの髪が少し薄くなってしまうリスクもありますので注意しましょう。

ウンナ母斑受診時期は?新生児も治療できる?

ウンナ母斑は、頭部からうなじにかけて赤いあざが出るだけで痛みはなく、赤ちゃんにとって苦痛はありません。また1歳半頃には、半分の赤ちゃんは自然にあざが消えてしまいます。

そのため3歳前後まで様子を見てそれでもウンナ母斑が消えない場合に、治療を考えてみてもいいでしょう。うなじに小さいあざがあるだけだったり、頭だけに集中しているのであれば、髪に隠れて見えないので気にならない人も多いといえます。

放っておいても病気になることはほぼありませんので、治療をするかどうかは場所や大きさ、色の濃さなどをみて主治医と相談しましょう。

(1歳半健診については以下の記事も参考にしてみてください)

【1歳6ヶ月】赤ちゃんの成長目安と育児の注意点!1歳半健診とは?体験談も

ウンナ母斑は早めに受診しよう

生まれてきた赤ちゃんにあざやシミがあると、慌てたり不安になるのは当たり前のことです。まずはあざを観察し、大きさや変化を把握しましょう。早めに受診するとで問題のあるあざかどうかわかりますし、ママの気持ちも楽になります。

過剰に心配しすぎることはありませんが、もしうなじや頭に「ウンナ母斑かな?」と思うあざを見つけたら、健診のときや気が付いたときに主治医に相談してみると良いでしょう。

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