子供の手のひらの湿疹の原因は？症状やかゆみなどの対処法！受診の目安も！

赤ちゃんの手のひらにあせもができる大きな原因は、汗腺の詰まりや汚れです。毎日入浴して皮膚を清潔にすれば、症状が改善する可能性がありますよ。手のひらを舐めることが原因で発疹ができてしまっている場合は、指の間までしっかり洗ってあげましょう。

手を舐める癖がある赤ちゃんは、手のひらの湿気が原因で湿疹ができやすいです。手のひらがずっと湿っていると皮膚がふやけることで少しの刺激にも反応しやすくなりますし、雑菌が増えてしまいます。

赤ちゃんに手を舐める癖があれば、感染症や湿気からくる発疹を予防するため毎日何回か手のひらを拭いてあげると良いでしょう。

湿気が湿疹の原因になる一方で、皮膚の乾燥も湿疹などの肌トラブルの原因になります。

皮脂には皮膚を乾燥などの刺激から守る役割がありますが、お風呂から出た後の肌は皮脂が落ちているので、乾燥しやすいです。肌が乾燥している時や入浴後は、クリームやワセリンなどを使って保湿しましょう。赤ちゃんの肌にも使える、低刺激の製品を使ってあげてくださいね。

赤ちゃんや子供の湿疹のほとんどは心配ありません。とはいえ、中には病院の受診が必要なケースもあります。子供の手のひらに湿疹ができたら、受診するべきなのか、周りの大人が的確な判断をできると良いですね。以下から手のひらに発疹ができた時に病院を受診する目安を紹介します。

多くのウイルス感染や細菌感染による発疹の場合には、発熱や喉の痛みといった発疹以外の症状が現れます。そのような場合には、清潔や保湿だけでは発疹は改善せず、他の対処が必要になる場合もあるので、早めの受診がおすすめです。

ただし、感染力の強いウイルスに感染している可能性がある場合には、あらかじめ病院にその旨を連絡して指示を仰いだ方が良い場合があります。

手のひらに湿疹ができても、必ずしも病院の受診が必要なわけではありません。湿疹以外に異常がなければ、家庭でケアするだけでも問題ないでしょう。

家庭のケアでは改善しない、逆に悪化する……という時は病気の可能性があるので病院に連れて行ってくださいね。

食べ物や薬を口にした後、全身に発疹が広がったらすぐに病院に連れて行きましょう。命に関わる急性のアレルギー「アナフィラキシーショック」の可能性があります（※10）。

アナフィラキシーショックになったら、発疹以外にも、腹痛や息苦しさなど症状が見られるでしょう。救急車を呼ぶなどして、早急に対処することが重要です。

発疹の原因が病気ではないと判断できた時や、医師から薬を処方してもらった後は家庭で発疹のケアをしていきましょう。とはいえ、赤ちゃんの発疹に対してどのようなケアをするべきなのか分からず、困ってしまうママは多いですね。以下から発疹ができた時の治療法について紹介します。

乳児湿疹やあせもが原因で発疹ができる時は、皮膚が炎症を起こしていると考えられます。炎症がひどければ、炎症を軽減するためにステロイドなどの薬が処方されるでしょう。（※5）

一般的に、乳児湿疹ではステロイドを含まない軟膏を処方されることが多いです。しかし、ひどい炎症を起こしていると判断されればステロイド薬が処方されます。ステロイド軟膏と別に、保湿成分の入った軟膏やクリームが処方されることもありますよ。