子供の手のひらの湿疹の原因は?症状やかゆみなどの対処法!受診の目安も!

子供や赤ちゃんの手のひらに湿疹ができると、病気ではないかと驚いてしまいますよね。この記事では、赤ちゃんや子供の手のひらの湿疹の原因や、種類と症状、病気の可能性について説明します。かゆみなどの対処法や、病院へ受診する目安、治療法も紹介します。

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Contents
目次
  1. 子供の手のひらの湿疹の原因は?
  2. 子供の手のひらの湿疹の種類と症状
  3. 子供の手のひらに湿疹が出る病気は?
  4. 子供の手のひらに湿疹が出た時の対処法
  5. 子供の手のひらの湿疹が出た時に病院へ受診する目安
  6. 子供の手のひらの湿疹の治療法!ステロイド外用薬など
  7. 子供の手のひらの湿疹について知っておこう

あせもも、子供の発疹の原因になります。小さな赤ちゃんや子供は体が小さいのに感染が大人と同じ数あるので、非常に汗をかきやすい状態です(※3)。手のひらに湿気がこもったり、汚れなどによって汗腺が詰まり、汗が出なくなるとあせもができてしまいます。赤ちゃんは舐めた手を握ったまま長時間過ごすことも多いので、汗もができることは多いですよ。

あせもの特徴は、最初に白い色の発疹が出ることです。白い発疹が炎症を起こすと、かゆみや赤みが出てきます。かゆみがあるので気になってかきむしってしまう子供もいますが。あまりかきすぎると膿んだりとびひになってしまったりすることがあるので注意しましょう。

子供の手のひらに湿疹が出る病気は?

子供の手のひらの発疹は、ほとんどの場合心配いりません。ただ、子供の手のひらに発疹を伴う病気があるので注意が必要です。以下から手のひらの発疹を伴う病気を紹介しますので、手のひらの発疹以外に当てはまる症状がないか確認してみてくださいね。

手足口病

手足口病は、ウイルス感染によって手や足、口に水ぶくれのような発疹ができる病気です(※5)。口や喉に強い痛みを伴うことがあります。発熱する子供や口や喉の痛みから飲食を嫌がり脱水症状になってしまう子供もいるので体調管理に注意が必要です。

突発性発疹

突発性発疹は、生後6ヶ月~1歳くらいまでのほとんどの子供に見られるウイルス性の病気です。高熱が3日ほど続き、熱が下がった頃に発疹が出ます。お腹を中心に発疹ができ、だんだん全身に広がっていきます(※6)。赤みのある発疹ですが、痛みやかゆみはありません。

はしか(麻疹)

はしかは、ママから受け取った免疫が切れる生後6ヶ月以降にかかりやすい病気です。高熱やせき、鼻水など風邪のような症状が現れた後一旦熱が下がり、約半日後に再び発熱したタイミングで体に発疹が出てきます(※7)。発疹が耳の後ろや顔周りから発生し、全身に広がっていくようであればはしかの可能性が高いでしょう。

合併症などで重症化しなければ7~10日後に自然と回復しますが、重症化すると死亡する可能性もあるため、早めの発見と処置が必要です。

水ぼうそう

水ぼうそうは、10歳以下の子供に多く見られるウイルス性の病気です。37度程度の発熱が始まるのとほぼ同時に、顔や頭、首回りに赤みを帯びた発疹が発生します。あせもや虫刺されのように見えることもありますが、水ぼうそうは発疹が少しずつ膨らんで水ぶくれになるという特徴があるので、比較的簡単に見分けられるでしょう。

小さな赤ちゃんが水ぼうそうにかかると肺炎や熱性けいれんなどの合併症を引き起こすリスクが高いため、早急に治療しないと命に関わります。水ぼうそうが疑われたら、すぐに医師に相談しましょう。感染性の病気なので病院に行く前に電話をしておくと安心です。

風疹

風疹も、発疹が発生するウイルス性の病気です。発熱や発疹が見られますが、全体的に症状が軽いという特徴があります。耳周りのリンパが腫れることも、風疹の特徴の一つです(※8)。

溶連菌感染症

溶連菌感染症は、細菌感染によって高熱や発疹などの症状を引き起こす病気です。

高熱や赤い発疹のほか、喉が真っ赤に腫れたり、舌にイチゴのようなツブツブができたりすることが特徴です。発疹は全身にできることもありますが、手のひらや足の裏など、一部分だけに出ることもあります。(※9)

子供の手のひらに湿疹が出た時の対処法

子供の手のひらに発疹ができても、パパやママではあせもなのか病気なのか判断できないことは多いですね。発疹を伴う病気の中には危険なものもありますので、確実に安全だと判断ができなければ一度医師に相談しましょう。病気なら、幼い子供でも飲める薬を処方してもらえますよ。

赤ちゃんの手のひらの発疹の原因が湿気なら、家庭で毎日ケアすることが大切です。以下から家庭でできる発疹への対処法を紹介します。

入浴して清潔にする