新生児・赤ちゃんの体重や身長、育児の注意するポイントは?
【医師監修】一日一日と成長していく赤ちゃん。新生児や赤ちゃんの体重、身長の増加については目安がわかりにくいですよね。今回は新生児・赤ちゃんの体重、身長増加について詳しくご紹介していきます。先輩ママの体験談、育児に関する注意点を併せてみていきましょう。
新生児・赤ちゃんの体重と身長について
新生児や赤ちゃんの体重と身長は毎日どんどん変化していきます。体重が増えすぎているように思われたり、逆に体重が減少していたり。身長・体重の増加の目安や注意点などを体験談とともにご紹介します。
新生児・赤ちゃんの体重増加の目安
新生児・赤ちゃんの体重増加ついては、どのくらいが平均的なのか目安がほしいところです。ここでは、体重測定法や成長曲線を参考に、体重増加の目安を確認していきましょう。
新生児・赤ちゃんの体重測定方法
赤ちゃん用の体重計がある場合は、体重計に仰向けに寝かせて計測します。「排便」「排尿」を済ませてから計測するのが理想的です。また、赤ちゃんの体重を計る時間帯も決めておくと良いでしょう。
赤ちゃん用の体重計がない場合は、大人と一緒に体重測定を行います。まず、パパやママが体重を計り、次に赤ちゃんを抱いて体重を計ります。赤ちゃんを抱いて計った体重から大人の体重を引けば、赤ちゃんの体重がわかりますね。
新生児・赤ちゃんの一日の体重増加の目安は?
生後から2か月頃までの体重増加の目安は25~40g程度、2か月以降は25~30g程度です(※1)。一週間で100gも体重が増えていないようであれば母乳やミルクが足りていない可能性があります。厚生労働省が発行した新生児・赤ちゃんの体重増加の発育曲線グラフがありますので参考にしてみてください。
上の図は厚生労働省発行の女子の体重発育曲線です(※2)。左が1歳まで、右が1歳から6歳までの体重増加の目安を表しています。
こちらは、厚生労働省発行の男子の体重発育曲線です(※2)。上の図同様、左が1歳まで、右が1歳から6歳までの体重増加の様子を表しています。グラフで見てみると、女子も男子も生後3~4か月で急激に体重が増加し、そのあとだんだんと安定してくるようです。
新井昇子
小児科医
体重減少が出生時の7%以上になると、治療的介入が必要になることもありますので、体重が減少傾向にある場合は注意が必要ですね。 体重減少が7%未満だったとしても、赤ちゃんの状態が悪ければ、この限りではありませんので医療機関を受診しましょう。
出生時の生理的体重減少とは
「生理的体重減少」とは、生後5日目前後までに新生児の体重が減少してしまう現象です。これはほとんどの新生児に見られます。新生児はまだ上手に母乳やミルクを飲めません。新生児が飲む母乳やミルクの量よりも赤ちゃんの「うんち」「おしっこ」「汗」などで体外に排出されるものの量が多いことが原因です。体重の減少を観察する必要があります。
生後の体重減少率
「生理的体重減少」で実際にどのくらい体重が減るのでしょうか。平均的な体重の減少率は生後5日目までで約5~6パーセントほどです(※3)。減少率が大きすぎないか、注意しましょう。この体重減少は、生後1~2週後には収まり、もとの体重に戻っていきます。
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