出生届の書き方。父母の職業欄・続き柄・本籍や届出人の項目など見本を元に詳しく解説

出生届とは?誰が出すの?といった疑問をはじめ、【届出の日付、届出先】【生まれた子】【生まれた子の父と母】【その他】の項目の書き方を見本をもとに詳しく解説します。また、出生届を提出する期間や、出生届を提出する時の持ち物についても紹介していきます。

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Contents
目次
  1. 出生届とは?誰が出すの?
  2. 出生届の【届出の日付、届出先】の項目の書き方
  3. 出生届の【生まれた子】の項目の書き方
  4. 出生届の【生まれた子の父と母】の項目の書き方
  5. 出生届の【その他】【届出人】欄の書き方
  6. 出生証明書について
  7. 出生届の期間・届出先
  8. 出生届を出すときの持ち物
  9. 出生届は見本をしっかりみて丁寧に書こう

住所の欄には、赤ちゃんが住む世帯の住所と世帯主の氏名、世帯主との続き柄を記入します。この時、住民票の通りにすべて書くようにしてくださいね。なお、引っ越しの届出と同時に出生届を出す場合は、新しい住所を記入しましょう。

世帯主との続き柄について悩んでしまう人が多いので、以下に詳しく紹介します。戸籍ではなく、住民票上の続き柄になりますので、注意してくださいね。

●世帯主が赤ちゃんの親の場合「子」
●世帯主が赤ちゃんの祖父母の場合「子の子」
●世帯主が赤ちゃんの叔父・叔母の場合「兄(弟)の子」「姉(妹)の子」

出生届の【生まれた子の父と母】の項目の書き方

出典:https://www.ma.emb-japan.go.jp/pdf/ryoji/shussei_todoke_example.pdf

生まれた子の父と母の欄の書き方が分からず困惑してしまうママも多いでしょう。生まれた子の父と母の欄の書き方について以下から詳しく紹介します。

⑤父母の氏名・生年月日(子が生まれたときの年齢)

父母の生年月日の欄には西暦や「H○○年」ではなく「平成○○年」という形で、父と母の生年月日と年齢を記入しましょう。年齢の欄には届出を出した時の年齢ではなく、赤ちゃんが生まれた当時の年齢を記入してくださいね。

父親からの認知があっても、結婚していない場合は違う苗字の父母のフルネームを記入しましょう。この場合は、出生届のその他の欄に父親からの認知があることと、父親の本籍地、筆頭者の氏名を書きます。自治体ごとに書き方の決まりがあるので、さらに詳しい書き方については役所の人に相談してみてくださいね。

父と母が結婚しておらず、認知もない場合は父の欄を空欄にしましょう。

⑥本籍

出生届けの本籍の欄に記入する住所は、赤ちゃんの両親が結婚しているか、していないかによって変わります。

赤ちゃんの両親が結婚している場合は父母の本籍地が同じなので、その本籍地の住所と筆頭の氏名を戸籍謄本の通りに記入しましょう。

赤ちゃんの両親が結婚していない場合、現在の母の戸籍に入ることになります。母の両親の本籍と筆頭者の氏名を書いてくださいね。赤ちゃんの出生届けが受理された時点で、母が筆頭になった新しい戸籍が作られます。新しい本籍地になる住所は、その他の欄に記入しましょう。

⑦同居を始めたとき

同居を始めた時や、結婚式を挙げた時の日付を記入しましょう。同居した日と結婚した日のうち、早い方の日付を書いてくださいね。

⑧子が生まれたときの 世帯のおもな仕事

「子が生まれたときの 世帯のおもな仕事」欄には、下に当てはまるものにチェックを入れるようにしましょう。

1. 農業だけまたは農業とその他の仕事を持っている世帯
例)専業農家や兼業農家

2. 自由業・商工業・サービス業等を個人で経営している世帯
例)酒屋・米屋・塾や美容院を個人経営している世帯

3. 企業・個人商店等(官公庁は除く)の常用勤労者で勤め先の従業員数が1人から99人までの世帯(日々または1年未満の契約の雇用者は5)
例)個人経営や法人経営の中小企業に勤める世帯

4. 3に当てはまらない常用勤務者世帯及び会社団体の役員の世帯(日々または1年未満の契約の雇用者は5)
例)公務員や従業員数が100人を超える企業の従業員、会社役員などの世帯

5. 1から4に当てはまらないその他の仕事をしている者のいる世帯
例)日雇い雇用、季節労働者など

6. 仕事をしている者のいない世帯

⑨父母の職業

父母の職業の欄には、5年に一度の国勢調査がある年の4月1日から次の年の3月31日までに生まれた場合のみ記入します

出生届の【その他】【届出人】欄の書き方

出典:https://www.ma.emb-japan.go.jp/pdf/ryoji/shussei_todoke_example.pdf

出生届のその他の欄に何か記入するべきなのか、空欄で提出しても良いのか悩んでしまうママもいるでしょう。出生届けの場合、その他の欄に書くことは夫婦や親子の事情によってかなり差があります。もちろん、書くべきものが何もなければ記入しなくても大丈夫ですよ。

届出人

届出人の欄には、下記のうち当てはまるものにチェックを入れます。

1. 父・母
2. 法定代理人
3. 同居人
4. 医師
5. 助産師
6. その他の立会者
7. 公設所の長

ただし、結婚していない両親の間に生まれた赤ちゃんの場合、父からの認知があっても父が届出人になることはできません。母だけにチェックを入れるようにしましょう。

住所