出生届の書き方。父母の職業欄・続き柄・本籍や届出人の項目など見本を元に詳しく解説

出生届とは?誰が出すの?といった疑問をはじめ、【届出の日付、届出先】【生まれた子】【生まれた子の父と母】【その他】の項目の書き方を見本をもとに詳しく解説します。また、出生届を提出する期間や、出生届を提出する時の持ち物についても紹介していきます。

Contents
目次
  1. 出生届とは?誰が出すの?
  2. 出生届の【届出の日付、届出先】の項目の書き方
  3. 出生届の【生まれた子】の項目の書き方
  4. 出生届の【生まれた子の父と母】の項目の書き方
  5. 出生届の【その他】【届出人】欄の書き方
  6. 出生証明書について
  7. 出生届の期間・届出先
  8. 出生届を出すときの持ち物
  9. 出生届は見本をしっかりみて丁寧に書こう

出生届とは?誰が出すの?

初めて出産をする際は、戸惑うことがたくさんあるでしょう。出生届の必要性や、誰が出生届を提出しに行くべきなのかなどが気になるママもいますね。

出生届は、赤ちゃんが生まれたことを行政に届け出るための大切な書類です。出生届が受理されて初めて子供が生まれたことを公的に認められ、戸籍ができます。そのため、出生届は必ず提出する必要がある大切な書類なのです。

出生届はA3サイズの書類で、左右に欄が記入欄が左右に分かれています。左半分が父母が記入する欄、右半分が出産に立ち会った医師や助産師が記入する欄です。左右全ての欄が埋まったら、役所に提出しに行きましょう。

出生届けは祖父母や友人など誰でも提出することができます。ただ、パパやママの印鑑か署名が必要なので、役所で書類を書くのではなく、あらかじめ両親が書類に記入することをおすすめします。

(新生児のマイナンバーについては以下の記事も参考にしてみてください)

新生児のマイナンバーはいつわかる?出生届提出後?配布時期・申請方法を紹介!

出生届の【届出の日付、届出先】の項目の書き方

出典:https://www.ma.emb-japan.go.jp/pdf/ryoji/shussei_todoke_example.pdf

【届出の日付】
日付欄には、出生届を役所に提出した日付を書きましょう。出生届けの届出日は誕生日にはなりませんので、安心してくださいね。なお、受理の日時や発送の日付は役所が記入する欄なので、何も書かないようにしましょう。

出生届けを郵送で提出する場合は、出生届けが役所に届いた日が届出日になります。出生届けの提出は赤ちゃんが生まれてから14日以内にするよう決められています。郵送で出生届けを提出する時は日付欄の書き方について電話などで問い合わせてみてくださいね。

【届出先】
届出先には「新潟県上越市長殿」というように、自治体の名前を書きましょう。受理年月日や送付年月日、発送年月日の欄は役所で記入されるので、何も書かないようにしてくださいね。

(妊娠届出書の書き方については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠届出書の書き方は?職業欄はパートでもOK?申請の場所・時期など注意点は?

出生届の【生まれた子】の項目の書き方

出典:https://www.ma.emb-japan.go.jp/pdf/ryoji/shussei_todoke_example.pdf

まずは、日付欄のすぐ下の「生まれた子」の欄の書き方を見ていきましょう

①子の氏名、父母との続き柄

【子の氏名】
子の氏名の欄には、生まれてきた子供の名前と、読み方を記入します。子供の氏名に使える漢字は人名漢字・常用漢字・ひらがな・カタカナのみです。人の名前に使える漢字については法務省で一覧にまとめているページがありますので、確認してみてくださいね。

ひらがなは「ゐ」「ゑ」などあまり名前に使われない文字でも名前に使用できます。また「ヰ」や「ヱ」など一般的でないカタカナも、名前に使うことができますよ。

名前の読み方は戸籍に記載されませんし、法的な指定がありません。どんな読み方にしても問題ありませんが、あまりにも珍しい名前にすると赤ちゃんが社会生活で苦労する可能性があるので、気を付けましょう。

出生届けは赤ちゃんが生まれてから14日以内に届け出る必要があります。しかし、どうしても名前が決まらない場合は「名未定」と書いて提出しましょう。後日、追完届という書類を出せば戸籍に名前を登録することができますよ。「名未定」で出生届けを提出する場合は、その他の欄に名前が未定である理由を書いてくださいね。

【父母との続き柄】
結婚している夫婦の場合は「嫡出子」にチェックをしましょう。シングルマザーは、父親に認知されている場合も認知されていない場合も「嫡出でない子」にチェックしてくださいね。

また、男女のチェックボックスの左には、何番目の子供かを「長」「二」「三」などの数字を使って記入しましょう。住民票上の続き柄と違い、次男ではなく「二男」になるという点に気を付けてくださいね。

その両親から見てどんな子供なのかを確認することも大切です。子持ちの女性と再婚し再婚後に新しく男の子が生まれた場合、再婚前に何人子供がいたとしても、その赤ちゃんはその夫婦から見て最初の子供になります。よって、出生届には「長男」と記入してくださいね。

②生まれたとき

出生届の右側の医師が記入する欄(出生証明書)に、赤ちゃんが生まれた日付と時間を記入してあります。「生まれたとき」の欄には、それを書き写すようにしましょう。

③生まれたところ

生まれたところも、生まれた時間とおなじように出生届の右側、出生証明書に書いてあります。そのまま書き写すようにしましょう。

④住所