妊娠初期(1〜4ヶ月)の症状は?超初期の兆候と検査陽性後の注意点

【医師監修】妊活中の女性は生理前のちょとした体の変化にも敏感になるでしょう。どのような変化が妊娠なのでしょうか。妊娠初期(1〜4カ月)の月別の症状や、妊娠超初期にみられる兆候と検査陽性後の注意点などについて、先輩ママの体験談やドクターの指摘を交えて説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠の兆候はいつから感じる?
  2. 妊娠超初期は妊娠1カ月目!
  3. 妊娠の兆候は?体験談も
  4. 妊娠検査薬で陽性反応が出たら注意したいこと
  5. 妊娠初期!妊娠2ヶ月目のからだの状態
  6. 妊娠2カ月目に見られる症状
  7. 妊娠初期!妊娠3カ月目のからだの状態
  8. 妊娠3カ月目に見られる症状
  9. 妊娠初期!妊娠4カ月目のからだの状態
  10. 妊娠4カ月目に見られる症状
  11. 妊娠初期は「初期流産」に注意!
  12. 初期流産の兆候は?
  13. 妊娠初期の流産の原因はほとんど胎児側にある
  14. 妊娠超初期と妊娠初期は大事な時期
着床出血の症状とは?妊娠超初期に起きる?生理との違い9箇所を紹介!

5. 妊娠の兆候【胃部のむかつき】

受精卵が着床しだんだんと育ち始めると、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増えて消化器官の働きが悪くなることがあります。その結果、食べたものが消化されにくいや、胃がむかつく、胃痛を感じるというような症状が出てくる人がいます。

6. 妊娠の兆候【兆候が見られない人も】

妊娠の兆候はいろいろとありますが、妊娠した人がすべての症状が出たかというとそうではありません。いくつかの症状が該当すれば妊娠の可能性があるかもしれませんし、単に生理前症候群の症状である可能性もあります。また、これらの症状が全く現れない方もいるので、一つの目安として考えておくのが良いでしょう。

(妊娠初期症状の兆候については次の記事も参考にしてください)

妊娠超初期症状の17の特徴!妊娠の兆候はいつから現れる?

妊娠検査薬で陽性反応が出たら注意したいこと

妊娠の兆候の症状があてはまり、妊娠かもしれないと妊娠検査薬を試してみたら陽性だったというときに、注意しておきたいポイントがいくつかあります。

妊娠検査薬で陽性が出たからといって妊娠したわけではない

妊娠初期に妊娠検査薬で陽性が出たからといって、妊娠したわけではないのです。検査薬で陽性が出たとしても、医学的に「妊娠」と認められるにはまだ早いのです。妊娠検査薬で陽性が出た後に病院へ行くと、超音波検査で子宮の中を見ます。子宮内に赤ちゃんが入るための袋である胎嚢が確認され、赤ちゃんと赤ちゃんの心臓が動く様子が確認できた段階で「妊娠」と判定されるのです。

まれに、妊娠検査薬で陽性が出ていても、子宮内ではなく卵管などに着床してしまう「子宮外妊娠」の場合もあります。子宮外妊娠になってしまうと、その後妊娠を継続することはできません。そのまま気づかずに放っておくと、下腹部に激痛が襲い危険な状態になってしまいます。子宮外妊娠かどうか判断するために、早めに産婦人科を受診しましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

この危険があるため、月経予定日から1〜2週間過ぎた頃に市販の妊娠検査薬が陽性になれば、可能な限り早めに産婦人科を受診しないといけません。 ほっておくと仮に子宮外妊娠であった場合、腹腔内で大出血して生命の危険を伴うことがあります。

化学流産の可能性も

化学流産の可能性もあります。妊娠検査薬で妊娠反応が出ても、産婦人科の検査で胎嚢が見られなかったり、しばらくして生理がきたり、といったこともあります。これを「化学流産」と言い、妊娠初期ではよく起きることでもあります(※2)。

なお、この時期の流産の原因は染色体異常であり、母親側に問題があったわけではありません。化学流産は自然淘汰ともいえる現象なのです。

妊娠初期!妊娠2ヶ月目のからだの状態

生理予定日からの4週間が妊娠2カ月となり、妊娠2カ月~4カ月までの3カ月間を妊娠初期としています。生理の遅れを感じ、妊娠に気づく人が最も多い時期です。お腹の中では、胎嚢が作られ、その中に赤ちゃんの栄養源である卵黄嚢(らんおうのう)と胎芽が見られます。

妊娠2カ月目に見られる症状