妊娠中のセックスは大丈夫？妊婦や胎児に影響は？注意点も！実体験多数！

子宮頚管（けいかん）が短くなっている場合、セックスは避けましょう。子宮頸管とは、子宮の下部にあり、子宮腔と膣をつなぐ部分のことです。出産時に赤ちゃんが通る道のことです。妊娠36週の臨月頃には、この子宮頚管が短くなり赤ちゃんが子宮口の方に下がってくることで、切迫流産の危険性が高まります。

平均的な子宮頚管の長さは3センチ～4センチです。妊婦のエコー検査などで子宮頚管が短いと言われた場合は注意が必要です。

（妊婦検診については以下の記事も参考にしてください）

まれに、セックスの影響で出血がみられる場合はセックスを控え、病院で診察してもらいましょう。お腹に赤ちゃんがいる妊娠中は、強い刺激は禁物です。女性の性器からの出血が意味もなく起こることはありません。出血がひどい場合は、膣炎などの感染症も疑われます。

お腹の赤ちゃんがいる部分である女性の下腹部に張りがみられる場合はセックスを控えましょう。子宮が固くなるような感覚がある場合は安静にし、様子をみましょう。安静にしていればすぐに消える痛みなら問題ありません。しかし、痛くて歩けないなどの強い症状の場合はすぐに産婦人科を受診してください。

切迫早産の兆候がある場合はセックスは控えましょう。子宮頚管が短いと切迫流産の危険性があります。そのほかにも赤ちゃんが生まれる前兆で切迫早産が起こることもあります。お腹の張りや下腹部の痛み、妊娠後期の破水などは切迫早産の危険性があるのです。安静にして痛みや違和感が落ち着くまで様子をみるようにしましょう。

（流産については以下の記事も参考にしてください）

破水している場合はセックスどころではありません。

胎児を包んでいる卵膜が破れて、中の羊水が外へ流れ出ることを破水といいます。陣痛より先に破水する場合もあります。前期破水と呼ばれ、危険な状態です。 通常だと陣痛が激しくなり、子宮口が全開になってから破水することが多いのですが、それよりも前に破水すると赤ちゃんが生まれそうになっているサインです。すぐに産婦人科を受診しましょう。

子宮収縮を引き起こす場合はセックスは控えましょう。子宮収縮はお腹の張りを招くからです。また、精液には子宮収縮を誘発する成分が含まれているため、妊娠中のセックスにはコンドームが必要です。誤って、精液が妊婦の膣内に入ってしまった場合は、その後安静にして様子をみましょう。

妊婦さんの体調が優れない場合はセックスは控えましょう。妊娠中の女性は抵抗力が妊娠前と比べて大きく落ちています。そのためちょっとしたことで感染症を引き起こすこと場合があるのです。

（妊娠初期については以下の記事も参考にしてください）