【医師監修】妊娠11週の妊婦・胎児の状態は?症状と注意点!流産の確率が高い時期?

妊娠11週でつわりは落ち着く?流産の確率は高い時期なの?と妊娠中は色々と不安になることもありますよね。この時期の状態や症状に注意点や胎児のはどのくらい大きくなってるかなど、妊娠11週の妊婦や胎児の詳しい状態をご紹介していきます。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠11週の妊婦の状態はどうなっている?
  2. 妊娠11週は妊娠3ヵ月最後の週
  3. 妊娠11週の妊婦の身体の変化
  4. 妊娠11週はマイナートラブルが出てくるころ
  5. 妊娠11週で注意する症状はある?
  6. 妊娠11週の胎児の状態はどうなっている?
  7. 妊娠11週ごろの胎児の発達の状態
  8. 妊娠11週ごろにわかる胎児の注意点
  9. 妊娠11週までは流産の確率は高い?早期流産に注意が必要な時期
  10. 感染症には要注意!流産の原因や胎児奇形の原因にも
  11. 安定期まで無理のないスケジュールでゆったり過ごそう

感染症は、日ごろからの予防で防ぐことが可能です。できる限りの対策をしておきましょう。具体的には次のような対策が有効です。

●手洗いうがいの徹底
●生物は食べない
●動物の糞尿には接触しない
●マスクをつける
●人混みはできるだけ避ける

風疹の抗体検査を受ける

妊娠20週までの妊婦が風疹を発症すると胎児に先天性心疾患や聴覚や視覚に障害がでる「先天性風疹症候群」になる可能性があります。風疹は予防接種で防ぐことができます。子供のころに予防接種を受けている場合が多いですが、抗体がなくなってしまっている場合があります。

予防接種を受けたことがある人も、妊婦健診の際に抗体があるか検査してもらいましょう。また、空気感染するので家族にも予防してもらうことをオススメします。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠12週未満での風疹感染は胎児の器官形成期に相当するので、80~90%は胎児にも感染し、そのうちの90%に先天性風疹症候群の症状がでます。
妊娠18週以降では、胎児感染率は40%程度に減少し、先天性胎児症候群が発生することはほとんどありません。

安定期まで無理のないスケジュールでゆったり過ごそう

妊娠11週目では胎児は器官形成が完了しだいぶ赤ちゃんらしく成長しています。妊婦さんはつわりが落ち着く人と、まだつらい時期の人で個人差がありますが妊娠11週まできたら安定期ももうすぐです。ここで無理な生活をしてしまうと流産の原因にもなります。引き続き無理のない生活を心掛けゆったり過ごしてくださいね。

妊娠11週ごろになると便秘による腹痛や骨盤の開きによる腰痛などマイナートラブルにも悩まされがちです。流産の兆候と似ていて心配になりますが、赤ちゃんの生命力を信じておおらかな気持ちで過ごすようにしましょう。