【医師監修】妊娠31週の妊婦・胎児の状態は？症状と注意点！早産の可能性は？

妊娠31週目に心配なことの一つに、感染症があります。妊娠中に感染症にかかってしまうと、妊婦さんの体調が悪くなるのも大変ですが、風疹などは胎児に影響を及ぼす場合もあります。インフルエンザや風疹などの感染症は、予防接種や人混みを避けることである程度予防できます。また、家族や旦那さんにも予防接種を受けてもらうと安心ですね。

それから、性感染症もあります。妊娠中に性交することもあるかもしれませんが、子宮内に雑菌が入るのを防ぐためにも避妊具を忘れないように、また無理のない体勢でするよう注意しましょう。

（妊娠中のインフルエンザについては以下の記事も参考にしてみてください）

妊娠中は思うように体が動かなかったり、出産が近づく緊張感から、ストレスを感じてしまうことも多いですよね。しかし過度のストレスを感じ続けることはお腹の張りの原因にもなりかねません。かといって家にこもって日中の多くの時間をひとりで過ごしてしまう状況の場合はなかなかこのストレスを解消するのは難しいものです。

そんなときには妊婦さんの集まるサークルに参加して、同じような悩みを話し合ったり共有したりすることで気持ちを分散させるのがおすすめ。産後は子育てに忙しくなるのでこれから会えなくなってしまいそうな友人とおしゃべりするのも良いですね。上手にストレスを解消し、妊娠生活を楽しく過ごせるようにしましょう。

大きいお腹で大変ですが、体調も良く、医師の許可も出ればある程度は運動するようにしましょう。出産や産後はとても体力を消耗します。妊娠中の今のうちにできるだけ体力や筋力をつけておきたいものです。しかし、体調が悪くなったり、お腹の張りを感じたときには無理せず休憩をとりましょう。

近場へ散歩に出かけたり、マタニティヨガに挑戦するのもオススメですよ。気分転換も兼ねて取り組んでみてください。

妊娠31週目の胎児の大きさや、各器官の発達について解説します。顔つきもしっかり、様々な表情を見せてくれるようになるので、定期健診のエコーもますます楽しみになりますね。

この時期の胎児は、足を伸ばした状態で約40～43センチ、パイナップルくらいの大きさです。体重は、個人差がありますが1,400～1,900グラム程度。大きく成長してきているので、エコーでも体の一部しか画面に映らなくなってきます。（※3）

臓器のほとんどが完成し、骨もしっかりとしてきています。脳の完成まではもう少しといったところ。肺機能もかなり完成が近いので、羊水を吸ったり吐いたりして肺呼吸の練習もしています。

妊娠31週目になると、皮下脂肪もついてくるのでほおがふっくら、体つきも新生児に近くなってきているのがエコーでも確認できます。