【医師監修】妊娠31週の妊婦・胎児の状態は?症状と注意点!早産の可能性は?

妊娠31週になると、だいぶお腹も大きくなってきて苦労も増えてきますね。妊娠31週の妊婦の状態や注意点、また胎児の様子についてお話しします。さらに、この時期に逆子は治るのか、早産の可能性や危険な兆候についても解説していきます。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠31週はどんな時期?
  2. 妊娠31週の妊婦の状態は?
  3. 妊娠31週の妊婦の注意点は?
  4. 妊娠31週の妊婦がやるべきことは?
  5. 妊娠31週の胎児の状態は?
  6. 胎動で赤ちゃんの様子をチェックしよう
  7. 妊娠31週に逆子が治ることもある?
  8. 妊娠31週の早産の可能性は?
  9. 妊娠31週で出産に向けて準備しておくことは?
  10. ゆったりと妊婦ライフを楽しもう

妊娠中は特にですが、立っている時間が長かったり、体が冷えていたりすることによってむくみやすくなります。水分をしっかりとったり、脚を高くして寝たりするのもむくみの解消になります。また、普段から意識して温かい食材を摂るようにするなど、体の中から冷えを防止できると良いですね。慢性的なむくみにならないよう、しっかりと予防と対策を行いましょう。

女性

20代

健診のたびに担当の医師からむくみがひどいと指摘されていました。さらに体重も増加するばかりだったので、すこしがんばって食べたいものを我慢し、バランスの良い食事をとるように意識しました。その努力の結果、次の妊婦健診ではむくみも改善されたうえ体重も増加も少し抑えられていたのでで初めて健診褒められました(笑)

妊娠31週の妊婦の注意点は?

妊娠31週目にはお腹の張りも頻繁に起きるようになって、様々な体調トラブルが心配されます。注意したい症状、また自分でもできる対策をご紹介します。

妊娠31週は妊娠高血圧症候群に注意

妊娠31週目ごろは、妊娠中で血液量が増えるピークの時期と言えます。血液量が増加すると、心臓に負担がかかり、血圧が高くなってしまいます。すると、それまでの妊娠生活に何も問題がなかった人も妊娠高血圧症候群になり得るのです(※1)。

妊娠高血圧症候群は、出産時に母体が危険な状態になったり、赤ちゃんも発育不全になったりと悪影響を与えてしまうこともあります。バランスの良い食事を心がけ、栄養が偏らないように気を付けましょう。

(妊娠後期の食事については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠後期の食事!おすすめのメニューやレシピ!量など注意すべき点は? | AKANBO[あかんぼ]
妊婦の食事レシピ&メニュー紹介!妊娠中のオススメ献立11選! | AKANBO[あかんぼ]

下肢静脈瘤血栓症に気を付けて

妊娠高血圧症候群や、切迫流産などで安静の状態が長く続く場合は、静脈瘤や下肢静脈血栓に特に注意が必要です。また、高齢出産の場合や肥満気味の人も可能性が高くなるので気を付けましょう(※2)。

これらは、大きくなった子宮に血管が圧迫され、深部にある静脈の血液の流れが悪くなり、血栓などができてしまう症状です。この症状に併せて痛みがあるようなら、医師の診察を受けましょう。対策としては、弾性ストッキングを履くなどしてむくみを解消できるようにしましょう。

お腹の張りに敏感になろう

妊娠31週ごろは、お腹の張りが生理的に起こることが多くなります。しかし、いつもと違うお腹の張り方だったり、いつまでもお腹の張りが続くといった場合など、異常がある時にはかかりつけの病院に相談しましょう。

自分のお腹の張りが感覚としてよくわからない人は、普段から優しくお腹を触って、硬さを確かめてみてください。お腹の張りが起きているときは、お腹が硬く、突っ張っているような感覚になります。普段との違いが分かるよう、お腹の張りには敏感な状態でいましょう。

妊娠31週の妊婦がやるべきことは?

妊娠31週目になったら、気を付けるべきこと、また妊娠後期を健康に過ごすためにできることについてお話ししていきます。