【医師監修】妊娠12週の妊婦・胎児の状態は？症状と流産の注意点！

妊娠12週目では、骨盤内の子宮の大きさはまだグレープフルーツ程度の大きさです。外見的にはそこまで妊婦に見えないお腹の大きさではありますが、自分の持っている服がきつく感じられるようになる方もいます。妊娠12週目からお腹の中の胎児を締め付けないためにも、ゆったりとした服を着るようにしましょう。

マタニティ用の服は妊娠12週目の妊婦のお腹の大きさには大きすぎるので、用意して着るには早いかもしれません。自分の持っている服の中で、ゆったりした物を用意して着るようにしましょう。実際に12週目のお腹の大きさの画像をTwitterからご紹介します。

服を着てしまうと分からない程度ですが、確かに胎児のいるお腹の大きさが妊娠12週目ではわかるようになっていますね。

妊娠中は自分のお腹の成長を写真で記録しておくと、後から良い思い出になります。妊娠12週目からはどんどんお腹の大きさが変化していきますので、今まで記録していなかった方も記録し始めてみてはいかかでしょうか。

これまで、妊婦さんにとっての「妊娠12週」を紹介してきましたが、次からはお腹の中の赤ちゃんにとって「妊娠12週」がどんな時期であるを説明していきます。

ここからは、お腹の中の赤ちゃんが、この妊娠12週にどのような状態にあるのかを説明していきます。さらに、その後には、ここまでの妊娠12週の妊婦さんや赤ちゃんの話を踏まえて「妊娠12週の過ごし方のポイント・注意点」や「先輩ママ達の体験談」を紹介しますので、是非、最後まで読んでみてくださいね。

先にお話したように、大体、妊娠12週から15週の間にで胎盤が完成されますが、これに伴い胎児の成長も加速していきます。羊水の量が子宮内で増加し、手足も動き始めるようになります。しかし、妊婦さんが、胎児が動いているのを感じられる「胎動」はまだです。もう少しお腹が大きくなるまでゆっくり待ちましょう。

妊娠12週の胎児の身長は、まだ「約45mm〜70mm」しかなく、これは小さい中指の第二関節ほどの大きさです。また、体重は「約15g〜25g」で、500円玉2枚ほどの重さしかありません。そんな小さな姿をしていますが、人としての器官がしっかりとでき始めていて、これからどんどん赤ちゃんらしい姿に変わっていきます。

妊娠12週目からは妊婦検診が4週間に1度の頻度に変わるので、エコーで胎児の姿を見る回数が減ってしまいます。いつも胎児の姿を見るのを楽しみにしていた人は残念に思ってしまうかと思いますが、見るたびにどんどん成長していくので、楽しみも一層増えるでしょう。（※3）

胎児の皮膚は透明でしたが不透明に変化し、厚くて硬くなっていきます。産毛やまつ毛、眉毛が生え始めるため、胎児の顔がわかるようになっていきます。まぶたが出来上がるので、目を閉じているのもわかるようになります。爪が生え始め、そして性器もこの時に形成されていくので、早い人は妊娠12週目ですでに性別がわかる場合があります。一般的にはまだ胎児の性別は分かりません。