【医師監修】妊娠12週の妊婦・胎児の状態は?症状と流産の注意点!

妊娠12週目になると、つわりも治まり、流産などの不安が少しやわらぐ方も多いのではないでしょうか。ですが、注意点もいくつかあります。ここでは、妊娠12週が妊婦や胎児にとってどんな時期か、過ごし方のポイントなど、妊娠12週(12w)にまつわる様々な情報を、先輩ママたちの体験談とあわせてご紹介します。

( 8ページ目 )
Commentator
|
専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 妊娠12週目はどんな時期?妊婦の状態は?
  2. 妊娠12週目から妊婦検診も変わる
  3. 妊娠12週にあらわれる症状
  4. 妊娠12週の妊婦のお腹の大きさは?【画像あり】
  5. 妊娠12週の胎児の状態は?大きさ(身長・体重)は?
  6. 妊娠12週の胎児のエコー画像【画像あり】
  7. 妊娠12週の過ごし方のポイント10選!注意点も!
  8. 妊娠12週の先輩ママ達の体験談
  9. 流産の危険性は?
  10. 胎児ドックとは?この時期に受けられる?
  11. 妊娠に慣れてきた時こそ油断はせずに

胎児ドックとは?この時期に受けられる?

妊娠12週目になると、胎児ドックを受けることができます。胎児ドックとは、出生前から胎児の先天的な病気を検査することができるものです。出生する赤ちゃんのうち4パーセントは、実は先天的な病気を持っています。100人に4人なので、決して少なくはないです。

胎児ドックに限らず、出生前診断は前もって赤ちゃんの発育、健康状態、病気を確認することができることから注目が集まっていますが、障害があることがあらかじめわかっている子供を育てられるのかどうか、命の責任も迫られます。倫理的な観点も含め、賛否両論のある出生前診断ですが、高齢出産が増えている現代で、責任をもって子供を育てる上では前もって異常の有無を知りたいという人が増えてように思います。

また、胎児ドックの精度はいまだ確証が持てないと言われていたり、検査方法自体に流産や感染症のリスクがあるとも言われているので、パートナーや医師とよく話し合った上で、胎児ドックをするかしないかを選択しましょう。(※2)

妊娠に慣れてきた時こそ油断はせずに

つわりが治まってきて、流産の危険が少なくなったとは言え、油断は禁物です。出血やお腹の張りによる腹痛には気を付けながら毎日を過ごしましょう。特に食べ過ぎには気を付けて体重管理をし、生まれてくる赤ちゃんの成長をこれからも楽しみにしましょう。胎児ドックはこの妊娠12週目に受けることができますので、よくパートナーや医師と相談してみましょう。