【医師監修】妊娠27週の妊婦・胎児の状態は？症状と注意点！性別はわかる？

妊婦は体が栄養を蓄えようとするため、体重増加は当たり前の現象です。しかし気をつけなければいけないのは、急激な体重増加です。短期間で一気に体重が増えると産道にも脂肪がつき出産が辛くなります。また本当に気をつけなくてはいけないのは、先ほどご紹介した妊婦糖尿病の可能性が高まることです。

また、妊婦高血圧症候群の発症確率も高まりまり入院になる可能性もあるので気をつけましょう（※6）。

（バランスの良い食事については以下の記事も参考にしてみてください）

妊娠27週目からは切迫早産にも注意が必要です。切迫早産とは早産になりそうな一歩手前の状態のことです。切迫早産は妊娠22～36週の間に起こることをいいます。症状としては子宮が頻繁に収縮する、子宮口が開く、破水するなどがあります。妊娠27週目で早産になってしまうと、胎児はまだ未熟なため様々なリスクを背負う可能性があるので、切迫早産には十分注意する必要があります(※7)。

お腹が大きくなると仰向け寝にも注意が必要です。仰向け寝で寝転ぶと胎動がダイレクトに伝わるので幸せを感じやすい寝方なのですが、その姿勢もどんどんしんどくなってきます。妊娠27週目頃から気をつけたのが仰臥位低血圧症候群です。子宮が太い血管を圧迫し、血圧が低下することによりめまいや吐き気などを引き起こします。

そのためお腹が大きくなってきてからは、横向きに寝ることをおすすめします。特に左側を下にして寝る「シムスの体位」が妊婦さんにとってもお腹の中の赤ちゃんにとっても楽な姿勢と言われているのでおすすめです。

意外と気をつけないといけないのが服装選びについてです。出来るだけマタニティウェアを買い足さず頑張っている妊婦さんも多いと思いますが、大切なのは「お腹周りを締め付けない」こと。洋服での締め付けに注意しゆったりした服装を選んであげることが、赤ちゃんにとって大切です。胎児へ血流をしっかりと流してあげましょう。

安定期が終わる妊娠27週目。旅行に行くなら安定期のうちに行こうと思っている方も多いと思います。そもそも妊娠中に旅行に出掛けることはいいのでしょうか？「マタ旅」という言葉も流行っているので妊娠27週目の旅行について調べました。

妊娠初期はつわりや流産の心配などがあるので、旅行は行かない方がいいとされています。しかし元気な胎動を感じ始めた安定期は基本的に旅行に行くことに問題はありません。しかし安定期である妊娠27週目の旅行も気をつけなければならないことがあるのでご紹介します。