【医師監修】妊娠39週の妊婦・胎児の状態は?症状や注意点!出産兆候も!
いよいよ出産まで秒読み段階に入った妊娠39週!出産の不安と赤ちゃんに会える喜びが入り混じった時期ですが、妊娠39週の妊婦と胎児の状態や症状、そして注意点は何でしょう。自分がどんな出産を迎えるのか気になるママのために様々な出産兆候を体験談と共に紹介します。
妊娠39週目の胎児は身長約50cm、体重約3,000gほどです。ほとんどの胎児は頭を骨盤内に収めており産道を通って外に出るスタンバイをしています。胎児の頭の断面図(児頭大横径)は85mm~97mmほどまで成長し自分の頭より狭い産道を通るのですが胎児の頭蓋骨はまだ固まっておらず薄い5枚の骨を重なり合わせ頭を小さくして通ります。5枚の骨は産後にくっつきしっかりとした頭蓋骨になるので安心して下さい。(※1)
妊娠39週の器官の発達
妊娠39週の胎児の器官はすでに完成しています。
●腎臓・肝臓機能が成熟し水分が処理されるようになる
●皮膚の色はピンクで張りとつやがある
●骨格がしっかりとし髪が生え爪も伸びている
●外に出て呼吸や体温調節ができる準備が整う
●胎盤から免疫をもらい感染に対する抵抗力ができる
胎児は狭くなった子宮の中であごを胸につけお腹を引き寄せた姿勢でじっと外に出るのを待っています。そのため胎動は少なくなります。(※2)
妊娠39週には皮下脂肪がつきます
羊水は妊婦の体温の1.5度ほど高い38度前後の温かさです。その中で成長した胎児が外に出るとかなりの温度差があるため、胎児はエネルギー源を逃がさないようにするため皮下脂肪がついてきます。この時期の胎児の体脂肪率は約15%程度、胎児を覆っていた胎脂が減り脂肪がつくのでふっくらとした体つきになっています。
妊娠39週目の妊婦の症状

妊娠中は妊婦の変化や胎児の成長により様々な症状があらわれますが、臨月の後半妊娠39週目になると特にお腹が大きくなったために起こる症状に悩まされます。
足腰や背中の痛み
妊娠39週はいつ生まれてもおかしくない約3000gの赤ちゃんをお腹に抱えているのですから足腰や背中の痛みは最大級になります。立っている時間が長いとどうしても足腰に負担がかかり、姿勢を保とうと背中を反るので背骨に痛みを感じます。動きすぎたと感じたら日中でも横になるような過ごし方をし、また湿布を貼るのではなく痛みのある部分を温めたりマッサージをして血行を良くするようにしましょう。
(臨月の腰痛については以下の記事も参考にしてみてください)
便秘
妊娠39週は赤ちゃんの入った大きい子宮に、腸などの内臓が圧迫されることや妊娠によるホルモンバランス、自律神経の乱れによって便秘がより酷くなることがあります。また臨月はいきんで便を出す事が怖かったり、破水を起こしたらと心配になり出なくなってしまうようです。野菜などの食物繊維を積極的にとり適度に体を動かす過ごし方や腸の部分をマッサージすることも良いでしょう。
(臨月の便秘については以下の記事も参考にしてみてください)
カズヤ先生
産婦人科医
破水が心配で出なくなってしまう方もありますが、妊娠39週であれば破水しても全く問題ありません。
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