【医師監修】妊娠33週の妊婦・胎児の状態は?症状や注意点!前駆陣痛は?

妊娠33週は、妊娠9か月目に入って一週間経った頃になります。臨月も間近に控え、働いている妊婦さんも産休に入られる頃ではないでしょうか。今回は、そんな妊娠33週の妊婦さんや胎児の状態と身体に出てきやすい症状などを体験談を交えてご紹介します。

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Contents
目次
  1. 妊娠33週の妊婦さんの状態は?
  2. 妊娠33週の胎児の状態は?
  3. 妊娠33週は体重管理が気になる頃
  4. 妊娠33週に見られる症状は?
  5. 妊娠33週の注意点
  6. 妊娠33週で前駆陣痛はあるの?
  7. 妊娠33週に生まれてきた赤ちゃんは?
  8. 妊娠33週に準備しておくべきこと
  9. 妊娠33週のおすすめの過ごし方
  10. 妊娠33週は安全第一を考えて

妊娠の経過とともに、お腹の張りを感じる頻度は増加する傾向にあります。妊娠33週のこの頃は、お腹の大きさが増加していることで、お腹の張りも以前よりも感じやすくなっていると言えるでしょう。また、胎児が逆子の状態であることもお腹の張りを感じやすくなる一因です。

お腹の張りを感じたら、まずは身体を楽な体勢に整えて安静にすることが第一です。安静な状態を続けてもお腹の張りが続いたり、痛みを感じたりする場合には、切迫早産の可能性もあります。また、規則的なお腹の張りが感じられたり、なかなかお腹の張りが治まらなかったりしたら本陣痛かもしれません。すぐに病院への連絡を入れ、指示に従いましょう。

妊娠33週で前駆陣痛はあるの?

妊娠33週ごろからお腹の張りや痛みを生じる前駆陣痛を感じ始めると言われています。初めての出産を迎える妊婦さんは陣痛も前駆陣痛も初めてですから、不安な気持ちもあるかと思いますが、前駆陣痛について知識をつけておくと安心です。

前駆陣痛とは?

前駆陣痛とは、出産に向けた準備のひとつと言われ、子宮が収縮してお腹の張りや痛みを感じます。陣痛は赤ちゃんが生まれてくる合図ですが、赤ちゃんはこの頃から少しずつ生まれてくる練習を始めているのです。

前駆陣痛の痛みの強さや間隔は不規則で、このまま出産に繋がることはなく、安静にしていれば自然と治まってくることが多いとされています。ところがお腹の張りや痛みの間隔が規則的になったり、痛みが強まる場合には本陣痛である可能性も考えられます。心配な場合は、陣痛のアプリなどを利用したり時間見たりしながら痛みの間隔を測ってみるとよいでしょう。(※4)

(前駆陣痛については以下の記事も参考にしてみてください)

陣痛の間隔はどう変化する?測り方や前駆陣痛との違いを知りたい

妊娠33週ごろから前駆陣痛が始まる

妊娠33週から前駆陣痛を感じられる妊婦さんが増加してきます。痛みやお腹の張りの感覚は、生理痛に似たような感じととらえる方が多いようです。生理痛がひどい方は、前駆陣痛も強く感じると言った意見もあります。前駆陣痛は痛みもつらく、気が落ち込みやすくなりますので、ゆったりとした音楽をかけたり、お腹を温めたりして過ごすといいかもしれません。

女性

30代前半

妊娠33週で足の付け根や恥骨、腰の痛みが強くなりました。産婦人科を受診したところ、経産婦は靭帯が緩みやすくなっているということと、もしかしたら前駆陣痛なのかもしれないね、と言われました。

お腹の張りや痛みだけが前駆陣痛ではないようです。生理痛の時に腰が重だるくなるように、前駆陣痛でも腰痛の痛みが増加する方も見られます。

前駆陣痛は痛くてつらいかもしれませんが出産の練習と考えてみましょう。前駆陣痛で痛みの感覚を味わったり、呼吸法の練習をしてみたり、楽な体勢を開発したり、出産に向けていろいろと試すための機会にもなります。

妊娠33週に生まれてきた赤ちゃんは?

妊娠33週に入って、赤ちゃんが出産されることもあります。この時期に出産された赤ちゃんがどのような状態にあるのか、どのような処置をされたのかなど、体験談をご紹介します。

妊娠33週での出産は早産に

妊娠33週目に出産された赤ちゃんは、「早産」の扱いになります。正期産は妊娠37週~40週とされていますが、これより前の妊娠22週目以降の出産が早産と分類されています。

生存率は高まる