妊娠17週の妊婦・胎児の状態は？症状や注意点！胎動が始まる？

妊娠17週目の胎児の大きさは、体重がおよそ100～150g程度で、体長は120～150㎜程となります。手のひらに乗る大きさまで成長しているのですね。この時期から赤ちゃんは急成長し、ぐんぐんと大きくなっていきます。（※1※2）

胎児の聴覚は、妊娠17週目のこの頃から発達し始め、ママの声や体内を流れる血液の音も聞こえるようになっています。胎教を始めるのに、ちょうど良い時期といえるでしょう。

リラックスできる音楽を流してみたり、絵本を読んであげたりしあげましょう。赤ちゃんにも聞こえていて、出産後の生活にも良い影響があるといわれています。そのほか、神経や筋肉、骨も発達し、赤ちゃんは手足を大きく動かせるようになっていくのです。

妊娠17週の胎児は体温調節機能が備わってきます。胎児の体内では、熱を生産し代謝を促進させるための褐色脂肪が発達し、自分で体温を調節できるようになってきます。いわば、お腹の外で生きていくために必要な体温調節機能を身につけ、少しずつ外の世界に対応できるように成長していくのです。

妊娠17週になると、外陰部の形成も済み性別がはっきりとわかることもあります。妊婦健診で担当医に聞いてみると、エコーで性別を判定してくれるかもしれません。男の子の場合はシンボルが丸く、女の子の場合は木の葉型に見られるといわれています。

赤ちゃんの体位と足の開き具合によって、エコーで陰部が見られるときと、見られないときがあります。中には、生まれるまで性別を明かしてくれない産院もあります。性別を教えてくれるかどうかは、産院や先生の方針によって変わってくるでしょう。

妊娠17週の胎児の下半身のエコー写真です。はっきり男の子とわかるエコー写真です。こんなにはっきりと見えることは少ないかもしれません。

性別がわかったら、赤ちゃん用品を見に行ったり、名前を考えたりすることができるので、より楽しみが増えますね。性別はどちらでも赤ちゃんは可愛いものです。性別によって胎動の感じ方が変わったり、お腹の出方が変わったりという都市伝説もあります。性別が確定したら、確かめてみるのもいいでしょう。

（赤ちゃんの性別については以下の記事も参考にしてください）

妊婦健診で見るエコー写真では、胎児が動いている様子のほかに「心臓が正常に動いているか」「内臓ができあがっているか」を確認することもできます（※3）。エコー写真をみると、赤ちゃんが無事に大きくなっていることを確認でき、ほっとする妊婦さんも多いことでしょう。ここで妊娠17週の胎児のエコー写真を見てみましょう。

ご自身のエコー写真しか見たことがないという方もいるかもしれません。他の胎児のエコー写真を見てみると、個人差がわかったり、いろいろな発見があるかもしれません。

2Dのエコー写真です。頭とお腹が同じくらいの大きさですね。足の骨もしっかりと映っています。