妊娠検査薬が陽性反応だった！いつから病院に行けばいいの？

産婦人科を受診する際は保険証と現金、お薬手帳や基礎体温表を持参しましょう。保険適用外になるため現金は多めに持っておくと安心です。服装は内診がある可能性もあるので、着脱しやすさを重視してください。パンツよりはスカートスタイルが良いでしょう。また、妊娠中は抵抗力が落ちやすいのでマスクを付けておくことをおすすめします。

妊娠検査薬で陽性を確認後に産婦人科を受診すると、まず問診票を記入して尿検査を行います。問診票には月経周期や最終月経日、過去の妊娠・出産・中絶歴などを記入することになるでしょう。医師による診察で行われるのは、内診台上での膣内エコーによる検診です。この膣内エコーで胎嚢が確認できれば、妊娠が無事に続いているということで、まずは一安心です。（※2）

正常妊娠と産婦人科で判断されるのは胎嚢と胎芽（たいが＝妊娠８週目未満で胎児に成長する前、器官形成が未熟な個体）、胎児心拍がエコーで確認されてからになります。胎芽や胎児心拍が確認できる時期は妊娠6週目から8週目頃です。初診でこれらが確認できなくても、正常妊娠ではないと決まったわけではありません。医師の指示に従い、心を落ち着かせて次回の受診日を待ちましょう。

妊娠初期は正常妊娠が確認できるまで不安になりやすいものです。不安やストレスは体に悪影響を及ぼしかねません。気になることがあれば何でも産婦人科に相談しましょう。「避けた方がいい食べ物はありますか？」「運動はどうですか？」といった日常生活におけるささいなことでもかまいません。

今回は、妊娠検査薬が陽性になる仕組みや産婦人科へ行くタイミングなどについて説明しました。妊活中は正常な妊娠をしているかどうかを早く知りたくなり、その思いは強くなるばかりです。しかし、産婦人科へ行くタイミングが早すぎると逆に不安が募るという結果になることもあります。

妊娠検査薬で陽性が出た際には、焦らず、適切な時期に産婦人科を訪ねるようにしてください。