妊娠検査薬が陽性反応だった！いつから病院に行けばいいの？

異なるメーカーの妊娠検査薬を同時に試した際に、一方は陽性でもう一方は陰性といった結果が出ることがあります。これは、それぞれの検査薬のhCG値を感知する精度の違いによるものです。「妊娠検査薬を何本か試さないと気が済まない」という方は、できるだけ同じメーカーのものを複数使用するようにしてくださいね。

妊娠検査薬で一度陽性反応が出たにもかかわらず日ごとに線が薄くなっていき、最終的には陰性反応になってしまうことがあります。この場合、受精卵が着床はしたものの妊娠にはいたらなかった「化学流産」である可能性が高いでしょう。近年妊娠検査薬の精度が上がったことで、この化学流産を経験している女性は非常に多いと言われています。

こちらの女性のように「パートナーに妊娠を報告したのに化学流産になってしまった」というケースも少なくありません。妊娠報告のタイミングは慎重に決めましょう。

（妊娠報告については以下の記事も参考にしてみてください）

生理予定日の１週間後に陽性反応が出た場合、病院（産婦人科）でも「妊娠していない」と言われることはまずはありません。ただ、産婦人科へ行くタイミングが早すぎると、子宮内の胎嚢（たいのう＝胎児を包む袋）が確認できず再受診になる場合があります。個人差はありますが、胎嚢は妊娠5週目にはエコーで確認できます。生理予定日から10日ほど経ってから受診してください。

（胎嚢については以下の記事も参考にしてみてください）

妊娠していることが分かり、いざへ病院（産婦人科）へ行くとなると「産婦人科の選び方が分からない」「産婦人科での診察が不安」と悩んでしまう方も多いでしょう。そこで、ここからは産婦人科を受診する際の注意点についてご説明します。初めての妊娠の方は、受診前に必ずこちらの注意点を理解しておいてください。

病院（産婦人科）選びにおいて重要なポイントは、まず分娩ができるかどうかという点です。近年では「出産難民」という言葉があるほど、分娩ができる産婦人科が減っています。受診前には必ずお産ができるかどうかを確認しておきましょう。

また、産婦人科には妊婦健診のために通院することが多いので、自宅からの距離や交通の便についても確認してください。

里帰り出産を考えている方もこれらのポイントを押さえたうえで産婦人科を選びましょう。里帰り前に通院する産婦人科には、里帰り出産を予定していることを必ず伝えてください。