白いおりものの塊が…！妊娠？または病気？ゼリー状だと注意？体験談も

生理が終わり、少なくなったおりものは、卵胞期に色が白っぽく変化していきます。粘り気はなく、サラッとしています。少なく伸びが悪いため精子は膣内に入りにくく、まだまだ受精の準備中というところです。卵子を作るための卵胞がどんどん成長していく時期です。

排卵後の黄体期のおりものは、次第に少なくなっていきます。排卵直後に無色透明だったおりものが、黄体期後半に乳白色が強くなり、乾いて固まると淡い黄色になることもあります。黄体ホルモンが妊娠の準備に入り、子宮内膜を厚くし、受精卵が子宮内膜に着床出来るようにする時期です。

おりものが白い色で固まる場合は、病気の可能性もあります。デリケートゾーンのトラブルは、性交だけが原因ではありません。いつ誰がなってもおかしくない病気もあります。

発症した場合は放っておくと悪化してしまうので、おりものの色や形状による初期症状を早めに察知し、婦人科へ行く事が重要です。

白い色で固まる、ヨーグルト状、またはカッテージチーズのようなポロポロとしたおりものの塊が多量に出た場合、カンジダ腟炎の可能性が高いと言えます。その際は、外陰部に痒みがともなうのが特徴です。

カンジダ膣炎は多くの女性が発症している疾患です。恥ずかしいと思わず、発症してしまった場合はすぐに婦人科または産婦人科へ行きましょう。抗真菌薬を処方してもらい、6日間程度でほぼ治ります。（※2）

カンジダ腟炎は真菌（カビ）の一種で、元々口の中や腟、皮膚や消化管にまで身体中あちこちに存在する常在菌です。

普段は免疫力により、菌の一定以上の増殖は抑制されているのですが、湿度が高く暖かい環境になった時、糖尿病、免疫抑制剤やステロイド剤の服用による免疫力の低下自時にカンジダ菌は一気に増殖し、性器に炎症が起きるのです。

妊娠してホルモンバランスが崩れた時も、カンジダ菌は増殖しますので、これによる白い塊のおりものも妊娠サインの1つではありますが、多くの人がかかりうる病気です。カンジダ腟炎イコール妊娠と決めつけるのも良くないでしょう。