白いおりものの塊が…！妊娠？または病気？ゼリー状だと注意？体験談も

カンジダ腟炎による白い色のおりものがじっとりと固まるのはとても不快です。また、外陰部の痒みと腫れもつらいもので、まずは予防が肝心です。カンジダ腟炎の予防法は、風通しの良い締め付けない下着を付けるようにしましょう。おりものの分泌が盛んになる生理の前は、下着やオリモノシートをこまめに変え清潔を保ちましょう。

オリモノシートは化学繊維で出来ているためとても蒸れやすく、天然繊維の布ナプキンが、蒸れにくい上に冷えないのでおすすめです。オリモノ用布ナプキンもありますので、オリモノシートの代わりに使用されてはいかがでしょうか。

また、カンジダ腟炎は免疫力にも深く関わっています。免疫力も低下させないよう、普段の生活も健康に心掛けたいですね。

ゼリー状に固まるおりものがたくさん出た場合も、心配になりますよね。ゼリー状のおりものにもいろんな原因がありますので、きちんと見極めましょう。

排卵期に近付くにつれおりものは、卵白のような透明色で水っぽい状態になります。女性ホルモンであるエストロゲンの分泌の関係により、子宮と膣をつなぐ管、頸管粘液が作用してゼリー状に固まる事があります。

これはおりものの機能の1つ、「受精の手助け」によるものなので、排卵期直前に受精できるよう準備しているというわけです。そのためこの塊（かたまり）の粘り気は、正常な月経周期のうちであれば、他の期間では確認できません。

排卵期のおりもののにおいはほとんど無臭です。また、ゼリー状に固まるおりものが出るのは1〜2日程度です。排卵期以外でこのような症状が見られる場合、または悪臭がある場合は細菌性膣炎、クラミジア感染症、トリコモナス膣炎、淋菌感染症などの疾患の可能性があります。早めの婦人科あるいは産婦人科への受診をおすすめします。

（病気をうたがうおりものについては以下の記事も参考にしてみて下さい）

エストロゲンの分泌がピークを迎える排卵前にはゼリー状の塊（かたまり）になったおりものの分泌量が最も増え、粘り気も更に強くなります。

排卵期を知りたい方は、次回の月経予定日より2週間程さかのぼった時期に、透明な色でゼリー状のおりものがあればそろそろ排卵、と言って良いでしょう。わかりにくい場合はゼリー状のおりものを指でつまんでみて下さい。糸を引く様に10センチ前後伸びれば、排卵直前のしるしです。

ただ、体調に左右されやすいのがおりもの。おりものがゼリー状の塊（かたまり）になれば必ずしも排卵というわけではないので、基礎体温表・排卵検査薬の併用をおすすめします。

（排卵日のおりものについては以下の記事も参考にしてみて下さい）