妊娠初期の過ごし方とは?食生活やつわり、流産など9つの注意点!
【医師監修】妊娠初期は、ママにも赤ちゃんにも大切な時期。初めての妊娠ではとくに「妊娠初期にいちばん良い過ごし方は?」「つわり・流産の対策は?」など、不安に思うことも多いでしょう。今回は、妊娠初期の過ごし方において注意すべき9つのポイントをご紹介します。
妊娠初期の食生活注意点【控えた方がよい食べ物】
妊娠初期は、できるだけうす味を心がけ、塩分を控えましょう。塩分の取りすぎは、むくみや高血圧の原因になり、妊娠中毒症の危険も高まります。また、味の濃い食べ物は、つわりの症状を誘発してしまいます。食後にもたれてさらに気持ち悪い状態が続く可能性があるため、気を付けましょう。
また、キンメダイやマグロなどは水銀の含有率が高い可能性があります。水銀は胎児の中枢神経に影響を及ぼす危険があるため、控えた方が良いでしょう(※2)。
(つわり対策については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠初期の流産対策は?日常生活で注意すべき3点
妊娠初期の妊婦さんがいちばん心配されるのは、流産についてだと思います。授かった大切ないのちを守りたい気持ちは当然のことです。
妊娠初期の流産は、胎児の成長異常が原因であることが多いため、絶対的な予防法はありません。ただ、流産のリスクを減らすために、日常生活でできることはありますよ。
妊娠初期の流産対策のための日常生活注意点【喫煙・飲酒はNG】
アルコールは、胎盤を通じて胎児に直接届いてしまいます。煙草も胎児の酸素不足につながります。どちらも流産や先天性異常の原因となります。一刻も早くやめる努力をしましょう。
つわりによるストレスから、飲酒や喫煙を続けてしまうと悩んでいる方、まずは赤ちゃんのことを一番に考え、生活改善をしていきましょう。
妊娠初期の流産対策のための日常生活注意点【感染症予防を意識する】
妊娠中は免疫力の低下やホルモンバランスが崩れることにより、感染症にかかりやすくなってしまいます。ママだけでなく、お腹の赤ちゃんにもうつってしまうしまう可能性があるので注意が必要です。
妊娠中に特に注意したい感染症として「風疹」「麻疹」「水疱瘡」などが挙げられます。これらの感染症は、早産・流産や先天性異常のリスクを高める危険なものです。どのように予防すればよいのでしょうか。
感染症は予防接種によって防ぐことができます。しかし、妊娠中は予防接種を受けることができません。妊娠を望んだ段階で受けておくことが望ましいですね。心配な方は「不要不急の外出を避ける」「人ごみに行かない」「仕事中もマスクを着用する」などして過ごしましょう。
また、ペットを飼っている場合、トキソプラズマ感染にも注意しましょう。ほとんどの人は感染しても症状はありませんが、約10%の人に先天性異常が現れる可能性があります。猫のフンを処理するときは手袋をしたり、生肉を食べないことで予防できます。
妊娠初期の流産対策のための日常生活注意点【市販薬の選び方は慎重に】
妊娠初期に薬を服用する場合、まずは産院やかかりつけ医に相談しましょう。妊娠初期は、心臓や脳などの重要な器官が作られる時期です。薬の服用により形態異常が起きる可能性があります。
「風邪を引いてしまった」「頭痛がする」「便秘でつらい」「気持ち悪い」などの症状に悩まされることがあるかもしれません。市販薬で対応できそうな場合、アセトアミノフェン・イブプロフェンなどが配合された鎮痛剤や便秘用のマグネシウム剤などは、服用しても大きな影響はないと言われています。
ただし、用法用量を守り、数回服用する程度にしましょう。仕事をしている妊婦さんは薬に頼りたくなる時もありますよね。しかし、なるべく自己判断での服用は避け、医師の判断を仰ぐようにしましょう。
(妊娠中の薬の服用については以下の記事も参考にしてみてください)
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