赤ちゃんのほっぺが赤いのは病気？原因は？乾燥したカサカサ肌と危険な症状の見分け方も

赤ちゃんのほっぺが赤くなるのは一時的なものです。しかし、気温差が激しいと赤ちゃんが風邪を引いてしまう可能性もあります。外が寒いからといって、室内でも厚着のままでいるのは避けましょう。

（赤ちゃんの肌トラブルについては以下の記事も参考にしてみてください）

ママは、赤ちゃんのほっぺが赤いとき「風邪を引いて熱が出ているのでは」と心配になりますよね。赤ちゃんのほっぺが赤いときは何か病気にかかっている可能性もあるのです。

赤ちゃんのほっぺが赤くなっている原因の一つは、風邪による発熱で体温が高くなっていることです。いつもに比べて赤ちゃんのほっぺが赤いときや、時間が経っても肌の色が赤いままのときは、体温を測りましょう。熱がある場合でも赤ちゃんの機嫌がよく元気であれば、家で様子をみましょう。

赤ちゃんの元気がなくぐったりしている、母乳やミルクなど水分補給ができないなど気になることがある場合は、注意が必要です。早急に小児科を受診するようにしましょう。

赤ちゃんのほっぺが赤い場合は伝染性紅斑（りんご病）の可能性もあります。りんご病の特徴は、両方のほっぺが赤くなることと、その1週間ほど前に風邪に似た症状がみられることです。また、ギザギザとした紅斑という発疹が腕やお腹、太ももに出るという特徴もあります。（※1）

りんご病は1歳以下の赤ちゃんが発病することは少ない疾患です。しかし、保育園に通っている場合は1歳以下でも感染する場合があるため、注意が必要でしょう。

赤ちゃんのほっぺが赤く、水ぶくれのようになっている場合はとびひが原因でしょう。傷や虫刺され、あせもの部分から皮膚を化膿させる細菌である黄色ブドウ球菌が入り込むと、水ぶくれになります。（※2）

水ぶくれになった部分は痒みを伴い、赤ちゃんはこすったり引っかいたりしてしまうことも多いようです。こすったり引っかくことで水ぶくれが破れて他の部分にも菌の感染が広がり、とびひになります。

とびひの治療は、軟膏や抗生物質を使用することが多くあります。敏感な赤ちゃんの肌を外部の刺激から守るために、こまめに保湿することを心がけましょう。