赤ちゃんの果汁はいつからOK?離乳前に与える必要なし?発育障害に繋がる可能性も
【医師監修】こちらの記事では赤ちゃんの果汁はいつからOKなのかや、生後6ヶ月未満の赤ちゃんに果汁が良くない理由など紹介しています。与えやすい・アレルギーが出やすい果汁や、与える際の注意点も紹介していますので、チェックしてみてくださいね。
果汁を飲んだことで強いアレルギー反応を起こし、赤ちゃんが苦しい思いをしてしまう可能性があります。果汁を飲んで下痢をした場合は、糖質を吸収できないこと以外にアレルギー反応による場合もあるので注意が必要です。
母乳やミルクを飲む量が減ってしまう
少しの量の果汁でも、果汁は甘いので赤ちゃんはもっと欲しがるかもしれません。欲しがるからとたくさん飲ませてしまえば、赤ちゃんは1日に必要な母乳やミルクを飲まなくなり、栄養不足に陥ってしまいます。
肥満になる可能性がある
果汁には糖質が多く含まれているので、毎日のように飲めば肥満の原因になります。果汁を飲めるようになっても、量に気を付けて与えるようにしましょう。
離乳の効果はない
以前は離乳をさせるために、早い段階から果汁を飲ませて母乳とは違う味に慣れさせることが良いとされていました。しかし現在は母乳と違う味を慣れさせるのは、離乳食が始まった後でも良いとされていることから、早くから果汁を飲ませる必要はなくなったのです。
離乳をさせたいからと生後6ヶ月前に果汁を飲ませようとせず、まずは母乳やミルクで赤ちゃんに十分な栄養を与えることを考えていきましょう。
渡邉恵里
小児科医
離乳食を進める中で果物を少しずつ取り入れていけばいいですよ。
赤ちゃんに与えやすい果汁は?
ここからは赤ちゃんに与えやすい果汁を紹介していきますので、生後6ヶ月以上の赤ちゃんに果汁を飲ませたいと考えている人は参考にしてみてくださいね。
りんご
りんごにはビタミン・カリウム・食物繊維など赤ちゃんにとって大切な栄養が含まれています。離乳食としてもよく使われるりんごですが、バラ科の果物でアレルギー反応が出る可能性のある果物です。初めての場合は少しの量の果汁を与えて、アレルギー反応が出ないか様子を見るようにしましょう。
バナナ
バナナはカリウムやビタミンなど多くの栄養を含む果物です。スーパーなどで手軽に購入でき甘みも強いので与えやすく、赤ちゃんが好む果汁と言えるでしょう。糖分が高いので、与えすぎには注意が必要です。
いちご
ビタミンCを多く含む甘酸っぱいいちごは温めることで酸味が和らぎ、甘さが引き立ち飲みやすい果汁になります。いちごには小さなつぶつぶの種がありますが、初めはそれを取り除いた方が赤ちゃんも飲みやすいでしょう。
ぶどう
ぶどうにはポリフェノールが含まれており、体が酸化するのを防ぐ抗酸化作用があります。ほかにも、ビタミンやカリウムなども含まれている栄養豊富な果物です。また、ぶどうに含まれるぶどう糖はすぐに体内に吸収されて体を動かすための活動力となります。
梨
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