赤ちゃんの果汁はいつからOK?離乳前に与える必要なし?発育障害に繋がる可能性も
【医師監修】こちらの記事では赤ちゃんの果汁はいつからOKなのかや、生後6ヶ月未満の赤ちゃんに果汁が良くない理由など紹介しています。与えやすい・アレルギーが出やすい果汁や、与える際の注意点も紹介していますので、チェックしてみてくださいね。
赤ちゃんの果汁はいつからOK?生後何ヶ月?
昔は生後2~3ヶ月の赤ちゃんに果汁を飲ませることもよくありました。保健師などから、赤ちゃんに果汁を飲ませるようすすめられていた時代もあります。しかし現代では、果汁を飲ませなくても母乳やミルクにビタミンや多くの栄養が含まれていることから、果汁よりも母乳やミルクを飲ませることが大切であるとされています。
いつから果汁を飲ませていいのか気になるママも多いでしょう。赤ちゃんに果汁を飲ませるのは生後6ヶ月を過ぎた、離乳食が始まる頃が目安になります。早い時期から果汁を飲ませる必要はありませんので、しっかりと母乳やミルクで赤ちゃんに栄養を与えましょう。
(赤ちゃんに水をいつからあげるのかついては以下の記事も参考にしてみてください)
生後6ヶ月未満の赤ちゃんに果汁が良くない理由は?
赤ちゃんに果汁を飲ませるのは、生後6ヶ月を過ぎたあたりが目安であると紹介しました。では、なぜ生後6ヶ月の未満の赤ちゃんには果汁が良くないのでしょうか?ここからはその理由を紹介していきましょう。
(生後6ヶ月の赤ちゃんの特徴については以下の記事も参考にしてみてください)
刺激が強く発育障害の危険性がある
生後6ヶ月未満の赤ちゃんにとって果汁は刺激が強い飲み物です。旨味や甘みといった味覚を形成するのに大事な時期に果汁のような刺激の強いものを与えるのは、発育障害になる危険性もあるので注意しましょう。(※1)
離乳食を食べなくなる可能性がある
生後6ヶ月未満の赤ちゃんに果汁を飲ませてしまうとその刺激の強さや甘さに慣れてしまって、離乳食などの薄い味の食べ物を食べなくなる可能性があります。
(離乳食については以下の記事も参考にしてみてください)
お腹を壊す可能性がある
果汁には糖質が含まれていますが、消化器官がまだ未発達な赤ちゃんは糖質をうまく吸収できずにお腹を壊し、下痢になってしまうのです。果汁は便秘を解消させるのにおすすめの飲み物ですが、下痢をしている時はさらに症状を悪化させてしまいます。下痢をしている時は、生後6ヶ月を過ぎていても果汁は控えた方がいいですね。
栄養が少ない
母乳やミルクは果汁に比べて栄養価が高く、赤ちゃんにとって大切なものです。しかし果汁は母乳やミルクと比較すると、栄養価は劣ります。そのため、未発達の赤ちゃんに果汁ばかり与えてしまうと必要な栄養を摂ることができずに、栄養不足になる可能性があるのです。
虫歯になる可能性がある
生後6ヶ月頃になると乳歯が生え始める赤ちゃんもいます。果汁は糖質を含んでいますので、果汁を与えることは虫歯を引き起こす原因にもなるのです。
アレルギー症状が出る可能性がある
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