ギャラン反射とは?いつまで見られる?やり方の動画、反応がない・消失しない場合についても解説
ギャラン反応は赤ちゃんの原始反射の1つです。この記事では、ギャラン反射の意味をはじめ、ギャラン反射が見られる時期を紹介!また、ギャラン反射のやり方を【動画】で分かりやすく紹介するほか、ギャラン反射が全く見られない・消失しない場合に考えられる赤ちゃんの異常についても紹介します。
赤ちゃんの原始反射の1つの「ギャラン反射」とは?
みなさんは赤ちゃんの「ギャラン反射」を知っていますか?ギャラン反射は赤ちゃんが産後に見せる原始反射の1つです。背中をこするとお尻をプリっと動かす動作から、SNSでも「可愛い!」と話題なのです。しかし、ギャラン反射が見られる時期は限られているので、そのまま見逃してしまうこともあるでしょう。
この記事では赤ちゃんのギャラン反射について紹介します。事前に知っておくことで、赤ちゃんの可愛いおしり振りが見られるかもしれません。
原始反射って?
ギャラン反射は「原始反射」の1つとはじめに説明しましたが、そもそも原始反射とはいったいどんな反応なのでしょうか?原始反射は赤ちゃんの意思とは関係なく起こるのが特徴です(※1)。ギャラン反射のほかにも、原始反射には色々なものがあります(※2)。
たとえば、赤ちゃんが突然両手をびくっとさせる動きを見せる「モロー反射」は原始反射の中でも有名です。赤ちゃんが原始反射を繰り返していくことで、中枢神経系が発達し、自分の意思で身体を動かすことを学んでいきます。
(赤ちゃんの原始反射については以下の記事も参考にしてみてください)
ギャラン反射はお尻が動くのが特徴
赤ちゃんの背中をこすると、お尻がプリっと動く原始反射を「ギャラン反射」といいます。ギャラン反射は妊娠中からママのお腹の中で始まりますが、胎内で姿勢を変えるためや、お産の際に産道を通り抜けやすくするための役目を果たします。
ギャラン反射に限らず原始反射は、赤ちゃんが成長してある時期を過ぎると自然に消失するのが特徴です。脳神経系の異常を判断する指標となるため、1ヶ月検診と3ヶ月検診の際に、赤ちゃんにギャラン反射が見られるか医師が確認します。
(生後1ヶ月の赤ちゃんの発育目安については以下の記事も参考にしてみてください)
ギャラン反射はいつからいつまで見られる?
ギャラン反射がいつからいつまで見られるかというと、産後は出産直後から生後6ヶ月頃までに見られるでしょう。生後6ヶ月を過ぎてもギャラン反射が残る場合や、一度消失したギャラン反射が再び見られる場合は、何らかの異常が考えられます。
ギャラン反射を確認するやり方は?
ギャラン反射があるかどうかは赤ちゃんの成長の指標になるので、家庭でも確認できると良いですね。ギャラン反射を確認するやり方をこれから紹介します。
ギャラン反射は背骨の外側を優しくこする
ギャラン反射を確認するときは、赤ちゃんの背骨の外側を上から下にこすります。まずは、赤ちゃんをうつ伏せにした状態で、脇を支えるように片手で抱っこしましょう。次に肩甲骨から脊椎の片側を上から下にこすります。上の動画のように手を握ってこぶしを作り、指の関節あたりで優しくこすると反応がしやすいようですね。
反対側も同様に繰り返しながら、ギャラン反射があるか確認してみましょう。ギャラン反射の反応があると、脊柱(せきちゅう)がこすった側に曲がり、お尻も同じ方向に振られます。
ギャラン反射を確認する時の注意点は?
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