ギャラン反射とは?いつまで見られる?やり方の動画、反応がない・消失しない場合についても解説
ギャラン反応は赤ちゃんの原始反射の1つです。この記事では、ギャラン反射の意味をはじめ、ギャラン反射が見られる時期を紹介!また、ギャラン反射のやり方を【動画】で分かりやすく紹介するほか、ギャラン反射が全く見られない・消失しない場合に考えられる赤ちゃんの異常についても紹介します。
ギャラン反射を確認する時の注意点をご紹介します。低月齢の赤ちゃんの扱いには十分注意する必要がありますので、確認しておきましょう。
呼吸を妨げていないか注意
ギャラン反射の確認をするときは、赤ちゃんを抱きかかえる際に、呼吸を妨げていないかどうかを注意しましょう。うつぶせにして赤ちゃんを抱きかかえることになるので、苦しくならないような体勢となっているか配慮する必要があるでしょう。
(赤ちゃんの呼吸については以下の記事も参考にしてみてください)
ギャラン反射は安全な場所で行う
ギャラン反射を確認するときは、万が一赤ちゃんが動いたときに危険がないように、安全な場所で行う必要があります。赤ちゃんは急に思いがけない動きをすることがあります。周りに家具などがない、広い場所で行いましょう。
ギャラン反射の確認は1日に何度も行わない
ギャラン反射の確認は1日に何度も行わないようにしましょう。わずかな動作でも、赤ちゃんにとっては負担になることもあります。赤ちゃんの様子を見て、嫌がっている場合は無理に行わないようにしましょう。
強くこすらない
背骨の外側をこするときは強くこすらないようにしましょう。強くこすることで赤ちゃんが痛みを感じてしまいます。ギャラン反射の反応を見たいからといって、強くこすってもあまり効果はないでしょう。こするときは力を加減して優しく行いましょうね。
ギャラン反射が全く見られない・消失しない場合の原因は?
ギャラン反射は健常の赤ちゃんに生まれつき備わっています。しかし、まったく見られない場合や反応が弱い場合もあります。また、ギャラン反射が消失すると言われる生後6ヶ月を過ぎても消失しないケースもあるでしょう。その原因を説明します。
ギャラン反射がまったく見られない・弱い場合
ギャラン反射がまったく見られない場合や反応が弱い場合は、反射中枢である脊髄(せきずい)の異常が考えられます。ただし、刺激の与え方が不適切なことからまったく見られない、または弱い場合もあるでしょう。家庭でギャラン反射が見られなくても、医師がこするとギャラン反射が起こることもあります。
また、ギャラン反射の反応には個人差があるため、赤ちゃんによっては反応が小さく気づきにくい場合もあるでしょう。赤ちゃんに異常があると断定はできないので、心配なときは病院を受診してみると良いですね。
生後6ヶ月を過ぎてもギャラン反射が消失しない場合は?
生後6ヶ月を過ぎてもギャラン反射が消失しない場合は、脳性まひなどの中枢神経の病気が疑われるでしょう(※3)。お座りやハイハイ、立って歩くといった運動面の発達に遅れが生じたり、注意力が持続しにくいケースや脊柱側弯症を発症する場合もあります。
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