赤ちゃんのミルクは水道水でOK？煮沸・湯冷ましなど作り方のコツも紹介！

粉ミルクと水道水の相性が良ければ、赤ちゃん用品の水を買う手間をかけずに済むため、ミルクの作り方が簡単になりますね。粉ミルクにはどのような特徴があり、水道水と相性が良いのか悪いのか、などを紹介します。

粉ミルクを販売する際は、厚生労働省成分によって、成分と表示に関する厳しい基準が定められています。これによりメーカーは、母乳に含まれている成分と、粉ミルクに含まれている成分が近くなるように研究し、開発しています。

粉ミルクはさまざまなメーカーから販売され、各々で味や成分などが異なりますが、その違いは厚生労働省による基準をもとに調整されています。

（粉ミルクの選び方については以下の記事も参考にしてみてください）

水道を管理する水道局の見解では、以下の通りミルクの調乳に水道水を使う場合は、沸騰させて使うことを推奨しています。

粉ミルクの製造メーカーも、以下の通り、水道水を使用することを前提に開発していることを明らかにしています。

これらのことから、粉ミルクと水道水の相性は良好であると判断できます。ミルクを作る時に、沸騰した水道水ではなくミネラルウォーターを使用すると、ミネラルを多く摂取することになり、赤ちゃんの体に負担をかけることになります。

このことから、湯冷ましに使用する水も、ミネラルウォーターではなく水道水がおすすめです。水道水以外の水を使用して粉ミルクを作る時は、赤ちゃん用に製造された水を使用してミルクを作りましょう。

赤ちゃんのミルクを作る時の最適な温度は70度です。その理由は、70度のお湯であればサルモネラ菌をはじめとしたさまざまな細菌を殺菌できるからです。また、70度のお湯を使うことで、粉ミルクが溶けやすくなります。

粉ミルクを溶かしたり、殺菌処理をするために、つい沸騰直後の熱いお湯を入れがちです。しかし熱湯を使うと粉ミルクに含まれている栄養が破壊されるため、70度のお湯を使用しましょう。70度のお湯を作る時は、温度計を使うようにしましょう。

（新生児のミルクの量については以下の記事も参考にしてみてください）

粉ミルクと水道水の相性が良いということは紹介してきましたので、次はミルクの作り方を紹介します。3分以上沸騰させた70度のお湯を使い、作り方のコツを抑えて栄養満点のミルクを作りましょう。湯冷ましを使う時のポイントや、湯冷ましの保存方法も併せて紹介します。