赤ちゃんのずりばいとは?いつから始める?練習の必要性やハイハイとの違いも解説!

【医師監修】赤ちゃんのずりばいとはどのような動きなのでしょうか。今回は、赤ちゃんのずりばいをする理由、いつから始まるのかや、練習の必要性、練習方法を解説。また、ずりばいを始めた時期に注意することや、しない場合の理由についても解説していきます。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんのずりばいとは?ハイハイとの違いは?
  2. 赤ちゃんがずりばいする理由は?
  3. 赤ちゃんのずりばいはいつから始まる?練習は必要?
  4. 赤ちゃんのずりばいの練習方法!
  5. 赤ちゃんがずりばいを始めた時期に注意することは?
  6. 赤ちゃんがずりばい・ハイハイをしないのは大丈夫?理由は?
  7. 赤ちゃんがずりばいをしなくても大丈夫!

足の裏を押してキックの補助

寝返り後に興味のあるものを見て手足をばたばたさせていたら、足の裏をそっと押してキックの補助をしてあげましょう。赤ちゃんのずりばいは両腕で体を引き寄せ、足の裏で床や地面を蹴るようにして移動します。そのため、足の裏を押してあげることでずりばいへと促すことができるでしょう。

お腹の上でうつ伏せ練習

ママやパパのお腹の上でうつ伏せに慣れさせてあげると、ずりばいへ移行しやすくなるでしょう。赤ちゃんによってはうつ伏せを嫌がってしまう場合があります。ずりばいはうつ伏せ状態からのスタートなので、赤ちゃんがうつ伏せを嫌がるようならうつ伏せの練習から始めましょう。練習では赤ちゃんがお腹から落ちないようにしっかりと支えてあげてくださいね。

ママやパパもずりばいをする

赤ちゃんがずりばいの練習を楽しめるように、ママやパパも一緒にずりばいをしてあげましょう。赤ちゃんと同じ目線で接してあげることで赤ちゃんが練習をこわいと感じることがなくなり、楽しんでずりばい練習ができるようになります。赤ちゃんが楽しんで練習している姿を見れば、ずりばいができないというママやパパの不安も軽減されるでしょう。

赤ちゃんがずりばいを始めた時期に注意することは?

ずりばいを始めた時期に注意することやその対策について紹介します。いつから始まったのかママも気づかないうちにずりばいが始まっている場合も多いです。赤ちゃんがずりばいを始めてから気をつけるのではなく、ずりばいを始める前の段階から注意しましょう。

床に落ちている小さいものやゴミの誤飲

掃除機で吸い残してしまった小さいものやゴミ、落としてしまった薬などの誤飲に注意しましょう。

まだ小さい赤ちゃんはどんなものでも体に傷をつけてしまう可能性があり、誤って飲み込んでしまうと窒息のほか喉や内臓に傷をつけてしまう場合もあります。テーブルや椅子の脚の影、家具の下の隙間に入り込んでしまったもの、洋服や靴下などのタグに付いているプラスチックゴミなどにも気をつけましょう。

部屋の掃除のあとには仕上げとして、赤ちゃんの目線まで体を低くして確認することをおすすめします。

家具の角や引き出しでの怪我

テーブルやとがった家具などの角で赤ちゃんが怪我をしないように注意をはらいましょう。タンスの引き出しや家具の扉などにも要注意です。ずりばいを始めた赤ちゃんが安全に移動できるように、角のある家具にはコーナー用のクッション、タンスの引き出しや家具の扉にはストッパーをつけると良いですね。

また、引き出しや扉をしっかり閉めるのはもちろんのこと、万が一開けてしまったときに中のもので怪我をしないようにはさみやカッターなどは赤ちゃんが手の届かない場所に収納しましょう。

ものの落下や転倒による負傷

赤ちゃんがずりばいを始めると背の高い家具からの落下だけでなく、高さが低い家具からの落下にも注意が必要になります。また、壁に寄りかかっているものや簡易ラックなどの転倒にも気をつけましょう。

女の子(8ヶ月)のママ

30代後半

一緒に寝ていたはずの赤ちゃんが私よりも先に起きていて、気づいたら隣の部屋にある観葉植物を倒しそうになっていました。慌てて赤ちゃんを抱っこしたからか、その後はしばらくギャン泣き状態。びっくりさせちゃったかな…ごめんね。

多肉植物や観葉植物を部屋に置いている家庭も多いでしょう。赤ちゃんはまだ力の加減を知りません。物に寄りかかるときには全体重をかけてしまいます。軽いのプランターなら倒してしまう可能性もあるのです。赤ちゃんがずりばいを始めたら怪我の危険があるものは片づけるか、危ない部屋には近づけないようにする工夫が必要になるでしょう。

コンセントでの感電や引火